ブローデル『物質文明・経済・資本主義 15-18世紀 日常性の構造』序論・まえがき・世界の人口ー案出すべき数字
フランスの歴史学者、フェルナン・ブローデルの本をオンライン読書会でがっつりと読んでいく。概要1000字、分かったこと250字で書いていく。
欧州では市場・企業・資本主義の合理的構造がじょじょに進んだ結果、産業革命がおこったというのが通説だ。しかし、いくつもの経済の分かりやすい部分だけをとらえて推移を追ってきたに過ぎない。丸ごと見ないと分からない。
丸ごととは3層に分かれる。物質文明とも称すべき自給自足や物々交換で成立する下層、中間層に市と結びついた生産・交換のメカニズムが