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文化の読書会

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読んだ本の趣旨を1章ずつ1000字以内で書いていっています。
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2020年11月の記事一覧

ブローデル『物質文明・経済・資本主義 15-18世紀 日常性の構造』序論・まえがき・…

フランスの歴史学者、フェルナン・ブローデルの本をオンライン読書会でがっつりと読んでいく。…

ブローデル『物質文明・経済・資本主義 15-18世紀 日常性の構造』 序論・第1章 数の…

 今回からブローデルの大作『物質文明・経済・資本主義 15-18世紀 日常性の構造』に挑む。す…

『ヨーロッパ学入門』 Ⅲ EUの歴史と現在(阿部 賢一)、Ⅴ ヨーロッパ多言語主義の可能…

今回で『ヨーロッパ学入門』は5回目。「多様性」がテーマと言ってよい2つの章を読む。※2007年…

多様性と連帯という〈理念〉:『ヨーロッパ学入門』摘読(5)III&V「EUの歴史と現在…

『ヨーロッパ学入門』を読み始めて5回目。今回は第3章「EUの歴史と現在」と第5章「ヨーロッパ…

『ヨーロッパ学入門』III EUの歴史と現在 V ヨーロッパ多言語主義の可能性

EUとは何か? Wikipediaによると、ヨーロッパは a continent located entirely in the Northe…

『ヨーロッパ学入門』III EUの歴史と現在 V ヨーロッパ多言語主義の可能性

文化の読書会のためのまとめ。今回は2つの章が対象。 多言語主義はEUの政策の根幹だ。構成国…

『ヨーロッパ学入門』X 近代<前衛>の試みと女性芸術家

文化の読書会の題材。 <概要> 西洋美術はイタリアルネサンスで体系化され欧州に広まった。絵画であれば、額縁という四角の枠組み「窓枠」にある光景を描きだす、というコンセプトだ。レオン・バッティスタ・アルベルティ『絵画論』(1435年)に、それは詳しく説明されている。 大きな変化は19世紀フランスにおきた。それまでの教会や王侯貴族のための絵画が、市民の教養や潤いのための絵画になった。これにより、王侯貴族の意思ではなく、描き手のオリジナリティが競われる「商品」となる。同時に、

美的批判としての〈前衛〉:『ヨーロッパ学入門』摘読(4)X「近代〈前衛〉の試みと女…

『ヨーロッパ学入門』を読み始めて4回目。今回は第10章「近代〈前衛〉の試みと女性芸術家」。 …

『ヨーロッパ学入門』 Ⅹ 近代<前衛>の試みと女性芸術家(香川 檀)

今回は『ヨーロッパ学入門』の4回目。難解と言われがちな近代以降の芸術について。このあたり…