『ヨーロッパ学入門』X 近代<前衛>の試みと女性芸術家
文化の読書会の題材。
<概要>
西洋美術はイタリアルネサンスで体系化され欧州に広まった。絵画であれば、額縁という四角の枠組み「窓枠」にある光景を描きだす、というコンセプトだ。レオン・バッティスタ・アルベルティ『絵画論』(1435年)に、それは詳しく説明されている。
大きな変化は19世紀フランスにおきた。それまでの教会や王侯貴族のための絵画が、市民の教養や潤いのための絵画になった。これにより、王侯貴族の意思ではなく、描き手のオリジナリティが競われる「商品」となる。同時に、