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文化の読書会

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読んだ本の趣旨を1章ずつ1000字以内で書いていっています。
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2020年10月の記事一覧

ヨーロッパ学入門10章 近代(前衛)の試みと女性芸術家

社会変革の中で生まれた芸術至上主義 ルネッサンス・宗教改革時代にもたらされた西洋美術の形…

ヨーロッパ学入門:4章ヨーロッパの神話と民話〜民話の復活か?

 前回ヨーロッパの思想の変遷を議論した。自分で自分の行動を決めていた狩猟民族時代から、農…

『ヨーロッパ学入門』VI章「ヨーロッパの神話と民話」

武蔵野大学の編纂による『ヨーロッパ学入門』のVI章「ヨーロッパの神話と民話」についての概要…

文化的古層としての神話と民話:『ヨーロッパ学入門』摘読(3)VI「ヨーロッパの神話…

前回は文字に起こす時間がなかったが、今週はちょっとでも文字にしておきたい。 『ヨーロッパ…

『ヨーロッパ学入門』 Ⅵ ヨーロッパの神話と民話(鈴木 満)

今回は『ヨーロッパ学入門』の3回目「Ⅵ ヨーロッパの神話と民話」を読んでいく。宗教の話に入…

『ヨーロッパ学入門』 Ⅷヨーロッパの思想(清水 誠)

今回は『ヨーロッパ学入門』の2回目「Ⅷヨーロッパの思想」を読んでいく。ヨーロッパ世界にお…

再び人間中心時代:『地中海世界』フェルナン・ブローデル編 - つなぎ ヨーロッパ学入門 ヨーロッパの思想

 今回は、大胆にも古代ギリシャから近世までの思想について大きな流れをつかんでみたい。 人が主人公:古代ギリシャ 古代ギリシャは人が主役だ。直接民主制による都市国家が花開いた。自由な時間を持つ人と、その生活を支える奴隷から構成される都市文明だ。その時代の思想は、存在論・目的論・機械論など多様な哲学が花開いた。同時に、それらは政治にも影響を与えた。 世界が拡大:アレキサンダー時代 古代ギリシャの思想が東方、アジア・アフリカに広がり、ヘレニズム文化が作られた。都市の人達が地域に

『ヨーロッパ学入門』VIII章 ヨーロッパの思想

武蔵大学人文学部ヨーロッパ比較文化学科編の『ヨーロッパ学入門』のVIII章にあるヨーロッパ思…