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美しさは自分の内にある。生まれ持った体を丸ごと愛すること。

何にも強い美しさとは、外に探し求めるものではなく、自分自身の内にある。

幸せが自分の内にあることと同じように、美しさも自分の内にあることを信じて、磨き続けることだ。

あなたは、コンプレックスを感じたり、悩んだりしたことはあるだろうか。

私は子供の頃から、身長が低いことと体型がずっと悩みであった。鏡を見てレッスンしながら、バレエを踊るために欠点をカバーすることをずっと考えていた子どもだった。

きっと誰でも、多少のコンプレックスを持ったことがあるだろう。

もしかしたら「気に入らないところばかりで好きになれない・・・」ということもあるかもしれない。

女性が美しさを輝かせるために大事なことは、コンプレックスも含めて、生まれ持った体を丸ごと愛することだ

自分の体を深い意味で丸ごと愛する人には、自信がともない、内なる美しさが輝き出す。

自信を持つことは、美しさの一つの要素であり、そのためにどんな体であっても、まずは丸ごと愛そうとする意志が必要である。

普通、バレリーナたちは美しいプロポーションの女性ばかりで綺麗に見える。でも、実際は多くのダンサーがコンプレックスを持っている。むしろ、人前に立つからこそ、シビアだ。

日本人ダンサーの多くは、欧米人に比べて身長が低いことや手脚の長さが短いことを悩む。

反対に、長身なダンサーは小柄な人に比べて、機敏さに欠けるので悩む。そういう人は、機敏ですばしっこい動きのできる小柄な体型に憧れることもある。

つまり、どんな体で生まれても、100%満足するということはなかなか無い。人間は、「無い物ねだり」だということだ。

コンプレックスにシビアなバレリーナたちは、あえて、とことん向き合う。

コンプレックスを改善できることは努力し、変えられないものには愛情を向け、個性という輝きに変えていく。

見て見ぬふりをして目をつむるよりも、「どうやったら自分らしく生かすことができるか?」と向き合っていくことで、唯一無二の美しさとなっていく。

克服よりも大切なことは、愛し尽くすことだ。

もしコンプレックスがあったとしても、自分を丸ごと愛してあげよう。

世界でたった一人のあなたが、持って生まれた体を、好きなところもコンプレックスな部分も、丸ごと愛して認めてあげよう。

あなたにとってのコンプレックスも、あなたの大切な人にとっては、世界で唯一無二の美しさであるかもしれない。

誰かの言葉が誰かを救うように、 あなたの生まれ持った体も人生も、両親や大切な人たちにとっては愛おしい存在だ。

ヨガの心のように、あるがままを受け止めてみよう。

一人の命は、先祖から受け継がれた愛のバトンなのだ。

愛に気づくことで、自分の内に宿っている美しさにも気づくことができるはずだ。

(※ブログで公開済みの記事です http://coruri.info)


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