見出し画像

トムソンテーブルのドロップメカニズム


ドロップメカニズムの概要

トムソンテーブルは、調整時にテーブルの一部が瞬時に落ちる仕組みを持っています。カイロプラクターが軽い圧力をかけると、テーブルが1~2センチほど下がります。この動きにより、患者さんの体に伝わる力が最小限に抑えられ、効率的かつ負担の少ない調整が可能となります。

ドロップメカニズムの物理的な仕組み

このメカニズムは「慣性の法則」を利用しています。カイロプラクターが力を加えると同時にテーブルが落下することで、体に対する調整がスムーズに行われます。これにより、必要以上に強い力を使わずに効果的な施術が可能です。また、重力の作用により、調整時の負担が軽減されます。

力の分散と衝撃吸収

ドロップメカニズムの大きな利点は、力が分散され、患者さんへの衝撃がテーブルの落下によって吸収される点です。従来の手技では、カイロプラクターが手や体全体で大きな力をかけていましたが、ドロップ機能によりその必要がなくなりました。テーブルの落下による衝撃吸収で、調整が滑らかに行われ、患者さんの体に強い負担がかかりません。

力学的な効率

ドロップメカニズムは、最小限の力で最大の効果を得られるように設計されています。これは、ドロップにより関節や筋肉がスムーズに反応し、自然な形で調整が行われるからです。これにより、精密で効率的な調整が可能となります。


トムソンテクニックはとてもシステム化されていて、一定以上の結果が出やすいテクニックだと思います。もちろん、熟練度により対応できる症例にかなりの幅があることも事実です。

・ドロップをどのくらいの施術スピードでするのか?
・ドロップの強度を調整するダイヤルを、どのくらいの負荷に設定しておくのか?
・施術する深さはどこにもっていくのか?
・施術角度は?
・施術する際の体勢は?
・ティッシュプルの角度と強さは?
・どの部位のドロップを使う?

など…
挙げようとするとまだまだあります。

ただ、一定以上の結果や、初めましての方でも対応できる症例の数でいうと圧倒的ではないかと思います。

私のnoteでは教科書通りではなく、実践的で”明日から”使える方法を紹介していきます。トムソンテーブルは、体のどんな部位でも施術ができる魔法のテーブルです。
一つ一つ紹介させていただきますので、お待ち頂ければ幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?