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幼児の貴重なおしっこ。

娘の通う保育園では毎年検尿をします。

大人なら朝一番のおしっこをカップで獲り、提出用の容器にいれるだけの簡単なお仕事ですが、相手が幼児だとけっこう難儀します。

去年まではトイレおしっこが出来ない状態だったので、おむつの中におしっこを採取する専用の袋を仕込んだり(保育園に言えばもらえた)、おむつの中おしっこを採取する脱脂綿を仕込んだりして、いつ出すか分からないおしっこを手に入れるため四苦八苦しました。

朝チャレンジして失敗したら後がないので、本当はダメだけど夜に採ったりしました(夜に袋を仕込んで、採取出来次第それを提出用とする)。検尿袋をもらってから提出するまでずっと緊張していました。そこまで気を配っても容器の半分くらいしか手に入れられませんでした。貴重なり、幼児のおしっこ

そして今年。娘はトイレおしっこが出来ます。しかも「明日の朝おしっこを採るから出る前にママに言ってね」と言うと「おしっこ採るのー!?」と喜んで了解してくれました。これからやる事を言葉で伝えて理解してもらえる。ここまで4年弱かかりました。感動です。成長したなあ。

まだ夜なのに「おしっこ出るよ!採らないと!」とはりきる娘をなだめて就寝。朝、目が覚めるなり「おしっこ採る?」と聞いてきました。かなりワクワクしてるようです。

いざトイレに座って、カップを構えようとすると「そこじゃ採れないよ!ココ!」と位置まで指示してくるはりきり度。正しい位置にセットしたら満を持してジャー。ああ…容器満タン分のおしっこがこんなに簡単に…!

必要分採れたのでカップをどけると「まだ出てるよ!」と全部採ろうとしてきました。ごめんもう十分です。

容器に入れてしっかり蓋をしめて完了。楽勝ーー!

「見せて!」と言ってきたので容器をわたすと「おおーおしっこぉぉー!!」とめちゃ嬉しそうに自分のおしっこを眺めていました。たしかに自分のおしっこをそんな風に見るのは初めてやね。良かったね。

「さあ保育園に持っていって先生に渡すよ」と言うと「先生におしっこ渡すのーー!」とこれまた嬉しそうでした。検尿でこんなに楽しめるなんて幸せだね。

こうして今年のビッグイベントは楽しく乗り切りました。

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