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森キャリ!|伊那の森でキャリアを考える②
2日目
2日目最初のプログラムはますみヶ丘マレットゴルフ場に集合して伐倒見学。
実は伐倒みるのはじめてなのでドキドキワクワク。
木を伐ってくれるのはやまとわ農と森事業部の川内さん。
ご自身のキャリアのお話もとても興味深く、もっともっと聞いてみたいという衝動に駆られる。
どうして間伐するのか、松枯れの話を聞き、いざその瞬間へ。
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さっきまで堂々と立っていた、生きていた木がどしんと倒れていった。
大きな音を立てながら、ゆっくりと傾き、なすすべもなく横たわった姿になった。
自分でも驚くくらいそれはショックな瞬間だった。
木が死んじゃった・・・そんなことがおそらく頭の中を駆け巡っていたような気がする。
そして、散々森の中を見渡して、人をのことを考えてきた私にとってそれはいつかくる人の死に結びついた。
憧れの木。
何年もの年月をかけて自分らしく育ってきた木がその生涯を終えた。
大勢の人を癒し、支え、見守ってきた存在が一つなくなった。
喪失感を感じずにはいられなかった。
年輪を見ながら木の年を数える。
「若い頃にグッと成長して、その後緩やかに育ったんだね。」
川内さんの解説を聞きながら木の生き様について思いを馳せる。
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切られた切り株はそこから再生することはなく、長い年月をかけて自然に還っていく。
でも榎本さんが他の木が生えてくることがあるって言っていた。
それもすごいことだ。
その後は場所を写して地域の製材所、いつもお世話になっている有賀製材所さんへ。
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木がその後どうなっていくのかを見学。
木は製材所で切られ、家を建てるときの材料や暮らしの中で使われる物へ形を変えていく。
木の種類によって、水に強い木、弱い木、柔らかい木、硬い木と性質が異なるため適材適所で活きていく。
自分の強みが活きる場で活躍する。
年輪を見ながら有賀さんが、木曽の木について解説してくれた。
どこかで一時的にグッと成長していると狂いが出るけど、
じっくりゆっくり成長してきた木は強い。
人もそうだよね、そんな話をしてくれた。
狂いが出ないのはどうしてそうなのか聞けずじまいになってしまったけど、人だったらどうなんだろう。
子育てを中の一人の親としても色々と考える。
切った木は水分を含むので1年以上乾かしてから使われるようになる。
乾かす過程で雨や雪に触れてしまっても問題ないとのこと。
水の中で乾燥させるやり方もあるんだとか。
それにはびっくり。
常識、バイアスを疑えと言われているようだった。
他にも色々と教えていただいたのだけど、メモを取らなかったのが悔やまれる。書き留めないとどうしても忘れてしまう。。。
その後は伊那谷SEESに場所を移し、お弁当と森×キャリコンコンテンツ開発WS。WSDとしてファシリを担当させていただきました。
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2グループそれぞれのグループで進行の仕方や、参加の増幅ができる時間も違ったりと、内容を削ったり変更したりしながらなんとか終了。
みんなが立って話し出した瞬間は温度が上がったような気がして嬉しかった。
身体性のデザインって難しいのだけど、模造紙に書く。それだけで動きが出るのかという嬉しい発見。
あっという間の2日間。
キャリアと森の親和性を感じ、もっともっとみんなで森でキャリアを考えたいなという思いが、余韻が残る。
森を見ているのに、普段人のキャリア支援をしている私たちキャリコンに人に関してのたくさんの気づきを与えてくれる。
決めつけてしまっている考え方も取っ払ってくれて、アンラーンできる。
ものの見方考え方をリフレーミングしてくれるこの体験そのものがカウンセリングなのかもしれない。
やっぱり一人じゃできないこともみんなでできる。
森のように育ち、育てられ、共生していく人生が楽しくなった。
そんな2日間でした。
関わってくださった皆様ありがとうございました。
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