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週末にサッカーがある幸せ。

新潟で働いていた2008年に高校時代の友人に誘われてビッグスワンにアルビレックス新潟のサッカーを見に行きました。コアなサポーターだった友人に連れて行かれたのはカテゴリーN。ゴール裏のサポーターがぴょんぴょん跳ねながら応援する場所でした。

アルビレックス新潟がJ2からJ1に初めて昇格した2003年は地元の同級生がトップチームにいたこともあり、アルビの存在も、新潟の盛り上がりも肌で感じていましたが、受験生だった私はそれどころではありませんでした。

なので初めてアルビの試合を見たのが2008年。
その時の試合内容や勝敗については全く覚えていませんが、サポーターの皆さんで作り出すあのスタジアムの雰囲気に一瞬で魅了されてしまいました。点が入った時のみんなで喜びあって、隣近所の人とハイタッチをしてしまうあの歓喜は一度味わったら病みつきになります。

翌年からシーズンパスを購入して毎試合通う日々がスタートしましたが、結婚を機に新潟を離れてしまい、出産子育てとバタバタしていると段々と遠い存在になってしまっていました。

しかし、そんな私が長野県に住み、再びアルビレックス新潟に夢中になる日々がやってきました。
昨年再びJ1昇格が見えてきたので、これは昇格の瞬間をビッグスワンでみ見たい!!と10月8日仙台戦への参戦を決めチケットを購入して帰省する気満々でいました。

直前に子どもが体調不良になってしまったことから泣く泣くチケットを譲り、長野県からDAZNでの観戦に切り替え。
試合開始前のアイシテルニイガタを聞くだけで涙腺が緩む。
試合をハラハラドキドキしながら見ていましたが、伊藤涼太郎選手のゴールで先制。さらに伊藤選手追加点。その後アルビはダメ押しの3点目を取り見事昇格を決めました。
伊藤涼太郎選手のプレーにすっかり虜になりまして、昇格の嬉しさもあり、ここからまたアルビ沼の始まりとなりました。

今、働き方や、キャリア教育を仕事にしているので昔と違った視点でサッカーを楽しめています。
アルビのパス回しが仕事での目指したいチームのありたい姿であるなと感じています。
一人一人が自分の役割をしっかりと果たす。
また個の良さを活かすため、全体を俯瞰し、状況をいち早く判断し、先を読み、パスを出していく。時には自分が打てるのにチームにとって最善の形は何かを考え味方にパスを出す。この姿勢が痺れまくります。

私がやってきたソフトテニスはダブルスメイン。
「2人で一本」
と言われるのですが、私のプレーはペアのことをあまり考えず、自分がやりたいようにやってきたと自覚症状ありです。このスタイルは大学で先輩にものすごく怒られました。

それがあってか仕事をしていてもどうしても個人プレーになってしまっているなと感じることは大いにありました。
なかなか頼れない、チームプレーに慣れていない。
しかし、小室淑恵さんはこれからは誰が休んでも仕事が回るように美しいパス回しを決められるチームになる必要があるとおっしゃっています。
アルビのサッカーは全員が戦力とも言われるように、誰が出ても活躍しています。
自分の憧れる姿であるということもあり、アルビのサッカーを見ているととてもワクワクするし、元気になれるのです。

そして、伊藤涼太郎選手は試合に勝っても笑わないクール太郎とも言われていて、そのストイックな姿がまた憧れであります。
自分に厳しく、満足することなく反省し、課題を見つけ、もっと強くなるために努力を続けていく。
私も仕事に対してそうありたいです。

また松橋力蔵監督の言葉も大変勉強になることばかり。
試合前や試合後のコメントを見ていても、芯がブレることなく、自分たちのやるべきことは何かを強く持っていらっしゃる。
インタビュアーとのやりとりを見ていても、言葉の一つ一つが真摯で、本気。
私は相手に合わせ芯がブレブレになることがあるので、このあり方も本当に憧れてしまいます。

毎週サッカーがあることで、人生がとてもワクワクするものになる。
仕事も好きだけど、他にも楽しみがある人生ってこんなにも幸せな気分になれるとは。
ちょっと落ち込んでいた気持ちも切り替えられるし、
サッカーから仕事へ繋がるアイデアも浮かんでくる。
ワークライフシナジーってこういうことか、とアルビに教えてもらっています。



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