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「ここが『CORE』のスタートライン」。デザインリニューアルプロジェクトを終えて【PdM×CD】

株式会社COREが運営する女性向けキャリアマッチングサービス『CORE』は、5月9日(火)に大幅なデザインリニューアルをいたしました。

今回のリニューアルで中心としたのは「まずスタートラインに立つ」「マイナスをフラットに戻す」ということ。まだまだ走り始めたばかりのスタートアップだからこそのプロジェクトとなりました。

そこで今回は、プロダクトマネージャーの行川と、クリエイティブディレクターの田中にインタビュー。デザインリニューアルプロジェクトを、今改めてふりかえってもらいました。

<プロフィール>

行川 奈央(なめかわ なお)
東京外国語大学を卒業後、2018年より事業会社二社にてUXデザイン・webディレクション業務に従事。ユーザーインタビューを通じた課題仮説の設定や、業務遂行に関わる交通整理など、「今ある情報を整理し、意思決定する」ことが得意。2022年8月、COREで尾崎とマッチングしたことをきっかけにCOREにジョイン。COREでは、デザイン改善施策の推進や開発計画の策定を担当


田中 花(たなか はな)
フリーランスデザイナー。グラフィックデザイン専攻。2020年よりクリエイティブディレクターとして、スタートアップ会社ニ社の立ち上げに従事。アプリ開発、webマーケティング、メディア企画運用、映像編集、空間設計など担当。幅広いデザイン学を応用した「手段に囚われない多角的なアプローチ」が得意。2023年2月、旅先で尾崎と出会いCOREにジョイン。COREでは、制作改善・チームマネジメントなどデザイン全般を担当

デザインリニューアルは必須事項。
マイナスをフラットに変えるプロジェクト

―まず、今回のプロジェクト始動に至った背景を教えてください。

行川:
リニューアル前の「CORE」は、代表の尾崎や、尾崎を手伝ってくれていた有志エンジニアのみなさんの手で、ノーコードツールで作ったものでした。つまり、デザイナーが入らずにプロダクトを作ってしまっていたんです。それでも基本的なツールは揃っていたし、問題なく動いてはいたのですが……。「CORE」の登録者数もどんどん増えてきて、「もっとこうしてほしい」といったユーザーの声もちらほらといただくようになりました。「マイナススタートだった『CORE』を、フラットにするなら今だ」と、プロジェクトが始まりました。

―なるほど、ユーザーさんからは具体的にどんな声をいただいていたのでしょうか?

行川:
”使い勝手”に対して直接お声をいただくことは少ないものの、「『CORE』できっかけを作って、それからはLINE等ほかのメッセージツールに移動している」といったお声がちらほらとあがってきていたんです。それって、「CORE」の使い勝手に対するマイナス意識が引き起こすことなのかなと。

せっかく興味を持って「CORE」を使い始めてくださったかたが「CORE」から離れてしまうのはもったいない。今いるユーザーさんのためにも、これから新規で入ってきてくださるユーザーさんのためにも、リニューアルは必須事項でした。


副業人材ばかりで進めたプロジェクト。ぶつかった「時間帯の壁」

―最初はPdMの行川さんが主導し、デザイナーさんもとりまとめていたと伺いました。CDの田中さんがプロジェクトにジョインした理由はなぜでしょうか?

行川:
PdMがひとりであるのに対して、デザイナーは複数人いました。COREは副業メンバーが多いことから、それぞれのデザイナーの稼働時間もバラバラで、私自身はこのプロジェクト以外の仕事もあるためすれ違いが多くなってきてしまい……。

デザイナーさんを取りまとめ、クオリティ担保をお願いできるクリエイティブディレクターが必要だと代表の尾崎に伝え、田中さんが加わってくださった形です。

田中:
実際私がプロジェクトに参加したのは、デザイナーが実務に着手したあと。すでに出来上がっているクリエイティブもいくつかあり、そういったデザインを見ながら「今こんな状況なんだな」と理解するところからスタートしました。

―田中さんの務める「クリエイティブディレクター」とは、このプロジェクトにおいて主にどんな業務をされているのでしょうか?

田中:
細かいタスクひとつひとつに対して口を出すというよりも、まずはデザイナーひとりひとりの働き方やタスクづくりを統一することがメインになります。デザイナーひとりひとりが思い思いの働き方をするのではなく、どこかで力を掛け合わせてスピードを上げたり、課題感を整理したりといったところが主な業務です。

行川:
田中さんがプロジェクトに入ってくれてからは、「今誰がどの業務をやっているか」が明確になり、これまで手動でやっていたことが仕組み化できたりもしました。スピード感があきらかに変わりましたし、組織としてのルール作りが進んだのは本当によかったと思っています。

―PdMとCDのすみわけがしっかりとできた瞬間だったわけですね。デザインや開発時、なにか工夫したことはありますか?

田中:
これまでの「CORE」は先ほども行川さんからあったとおり、デザイナーの手が入っていません。しいていうなら、COREのロゴをデザイナーさんに作っていただいたくらい。そこにデザイナーの手を加えることで、より見やすく、わかりやすくできるようこだわりました。

例えば色使い。これまではクリエイティブコンセプトというものがなく、各ページで色が統一されていなかったりと、バラバラ感が否めなかった部分を統一感のあるデザインにしました。

行川:
ほかにもUIも細かなところをリニューアルしています。スマートフォンやPC、タブレットなど、各種ディスプレイの大きさによって最適化できるようになりました。基本的なことだけど、これまでできていなかったことをフラットに戻すために必要なことでした。

―プロジェクトを進行していくうえで、大変だったことはありますか?

行川:
これはやっぱり「副業人材」の多さ。本プロジェクトに関わっている人は、実はほぼ全員が副業人材。平日昼間はそれぞれが仕事を持っていて、「CORE」の作業はできません。だからコミュニケーションが取りにくかったり、1ラリーするために膨大な時間がかかったり。

田中:
これらを解消するためのCDと言われればそうなのですが、私自身も副業人材だけを集めてプロジェクト進行をしたことがなく、苦労した部分でもありますね。テキストだと限界があるのに、「今から10分電話してもいいですか?」がなかなかできない。もどかしかったですが、その分やり切れたときの達成感は大きかったです!

プロジェクトを終えて。

―5月9日に、無事リニューアルが完了。今のお気持ちを聞かせてください。

田中:
「CORE」を支えるメンバーは、それぞれが想いをもっていて、「一刻も早くいいものをユーザーに提供したい!」という人たちの集まり。ぜひ変化を見てほしいなと思いますし、あたらしい「CORE」をもっともっと使ってほしい。そしてまたご意見をお寄せいただけたらうれしいです。

行川:
今回のリニューアルで軸に据えた「マイナスをフラットに戻す」ということに関して、私は「マイナスで走り出す」ことも時には適切だと思っています。それでユーザーの反響を見て、このサービスは世の中に必要とされているのかということを見極めるのが大切ですから。でも、今「CORE」はこうしてたくさんの人に使っていただいている。つまり世の中に必要とされているサービスだと思うんです。だから改めて今「スタートライン」に立てました。ぜひ新しくなったプロダクトを触って欲しいなと思います。

―ありがとうございました!


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