キラキラした女の子が好きなので架空のオーディションを開催する vol.3 小熊 龍子

2023年1月21日 東京会場にて
「はじめまして。小熊リョーコです。」
華奢な骨格に、白い肌。黒目がちな大きい瞳に、ぱっちりとしたまつげ。人形のような見た目だが、声ははきはきとしていてよく通る。

プロフィール

名前:小熊 龍子(こくま りょうこ)
出身:神奈川県
生年月日:2005年4月20日
年齢:17(高校2年生)
身長:162㎝
部活:中学までは陸上を続けていた 高校に入ってからはダンス部に所属。経験ゼロから死に物狂いで練習した。
家族構成:父、母、祖母、犬(ゴールデンレトリバー)
歌: 部活の友人たちとカラオケなどに行くとき、うまいねとよく褒められていた。高校一年生の夏から、歌のレッスンを受け始めた

「私は陸上で一度挫折を経験しました。どんなに努力しても、手に入らないものがあるんだと理解して、その上で今こうしてまた夢を追いかけています。」

一次審査の評価

本気で陸上に取り組んでいたという経歴、陸上をやめてからはダンスや歌に全力で取り組んでいるという、猪突猛進な性格と、お人形のようなルックスのギャップに惹かれました。

二次審査の評価

歌は声の伸びがよく、ほどよい情感もこもったエモーショナルな歌声です。呼吸が自然で、とても聞きやすいです。

ダンスについて、まだダンスを始めて2年とは思えない完成度です。ただ、勿論ダンスの経験が長い参加者と比べると見劣りします。3次審査までの間にどれくらい追いつけるのか、楽しみな参加者です。

自己PR動画では、毎日のルーティン動画を披露。規則正しい生活とまじめな性格が垣間見えた。あとあまり勉強は得意ではないらしい。

三次審査

歌もダンスも、二次審査のときからさらに成長していた。

歌は3人組の人気アイドル、Triangel(トライアングル)のウィンターソングを選曲。大ヒットしたドラマ「コーヒー一杯分の愛。」のテーマソングでもある。無機質なテクノポップ調の曲を、リョーコは透明感のあるエモーショナルな歌声でカバー。安定したボーカル力と、耳にすっと入ってくる声は、彼女の天性の素質だ。

ダンスは逆に、彼女の不断の努力を感じさせる。サビの振り付けのキーポイントは、大きく胸を動かすアクティブな振り付けだが、とてもよくできていた。器用な感じではなく、練習でできたこと、できなかったことがそのまま本番でも出るタイプのようだ。華やかな見た目に対して、水面下でずっと努力したことがうかがえるのが、彼女の一番の魅力であろう。

歌:Triangel(トライアングル)「double-double」(2015)

♪~
だぶる×だぶる…

甘々の夢を見ていたよ
目覚めたら少し濡れたまつげ
ぱちり×ぱちり
君との約束思い出して起き上がる

甘い香り柔(やわ)いふわり
でも薄い…ちょっぴり苦い

いつも通りが一番だよって
わかったように言うなよ
砂糖とミルクで ぐちゃぐちゃにして
やっとなんとか飲める cafe

久々に君と目覚めたよ
見つめたらちょっと照れたほっぺ
だぶる×だぶる
君の横顔大事になってぼやけていく

甘い愛し柔いくらり
でも温(ぬく)い….やっぱり甘い

普通のことをやってよって
そんな普通にいうなよ
砂糖とミルクでめちゃくちゃにして
甘すぎて飲めない cafe

久々に夢を見ていたよ
目覚めたら少し濡れたまつげ
だぶる×だぶる
君の思い出キラキラになってぼやけていく

だぶる×だぶる×だぶる×だぶる…

ダンス:Ne1on(ネオン)「lino」(2022)

Ne1on(ネオン)は、2022春にデビューした新進気鋭の4人組グループ。14歳ながらセンターを務めるMana(マナ)をはじめ、圧倒的な実力で世界のヒットチャートをジャックしている。

二次審査に比べると、どうしても緊張が目立ち、若干体の動きや笑顔が固かったが、二次審査に比べて選曲の難易度をかなり上げ、我々の期待を超えて見せようと自らプレッシャーをかけていく姿勢が好印象だった。


三次審査結果

小熊龍子:合格(東京会場3人目)

「合格させていただけてとても嬉しいです。ただ、今回ダンスのパフォーマンスで、動きが若干固くなっていたとご指摘いただきました。合宿審査では、その動きや笑顔の固さを克服して、もっと成長した姿を見せたいと思います。」

liner notes

前回凉と見つめあっていた少女がリョーコです。

前回↓



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