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ダイバーシティって必ずしも相手を認めることじゃない

のかもしれないなーって。

先日LGBTの方々と一緒にお仕事する機会がありまして、「生き方の多様性」みたいなことをひたすら考える機会がありました。

日本ってここらへん後進国って言いますよね。島国という背景もあってか、空気を読む文化強めですし。ただ世界にはいろんな人種、文化、価値観、ジェンダーがあるので、一緒に働くとちょいちょい認識の齟齬とか誤解とか起こります。

私はそういう「違いをできる限り理解して、認め合う」ことがダイバーシティな企業には大事かな、と思っていたのですが、他のメンバーは必ずしも「認めることまでは必要ない」という意見でした。

例えば、レズビアンの人がいて、レズビアンの気持ち、考え方、置かれた状況などを色々と話を聞いて理解しようとはしても、最終的に「やっぱり自分には受け入れられないな」という結論が出てしまうことも、それはそれでダイバーシティであると。

そういえば、LGBTの活動をされている方にお話を聞いた時も「考えるを変えるところまでを求めるのではなく、理解しようとすること。性についていろんな考えの人がいてあたりまえという社会をつくることが大事。」という話をしていました。

また、「ちょっと抵抗あるな」と心の中で思っていることと、それが態度に出ることは違う、とも話していました。

確かに言われてみれば日本人同士でも意見や価値観が食い違うことなんていくらでもあるわけで、だからと言って拒否はしない。嫌いにはならない。「それについては、そういう考えの人もいるよね」で済んで先に進む。

理解しようとする姿勢、話してみる姿勢が大事なのであって、必ずしも相手の価値観を認める・受け入れるまでいかなくても関係は成立するし、また違った部分では共感は成立する。それでいいじゃないか、と。

こんなことを仲間と話したり、考えたりしていたら、似たようなことが書いてあるnoteがありました。

こっちの方が断然わかりやすいや。

ちなみに、最後にLGBTの方が日本で不便だと思うことを箇条書きしておきます。もし「確かに」と思う発見があれば、意識してみてください。

・LGBTの人は日本の温泉で、男湯に入ればいいのか、女湯に入ればいいのか、わからないことがある。トイレや更衣室も同様
・見た目が男性同士、女性同士でホテルに宿泊しようとした時、ダブルの部屋を予約していたが、ホテルの人が同性同士だから間違えたのかなと思い、良かれと思ってツインの部屋に確認なく変更。本当は一緒のベッドで寝たかったそう
・見た目ではなく「He」と呼んでほしいか、「She」と呼んでほしいか、選べる方がいい
・「彼氏(彼女)いるの?」ではなく「パートナーいるの?」
・浴衣など、男性用は青、女性用は赤、といった固定的な色分けに違和感を感じることがある
・男性が女性用のアクセサリー等を購入しようとしていても、自分用の可能性があることをあまり想定していない

そういう人もいてあたりまえ、という意識が根づけばこういうことも少しずつ変えていけるはず。

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