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ファンを生み出すメルマガの書き方

こんにちは、中村雄飛です。

今日はファンを生み出すメルマガの書き方について、抽象度が高めのお話にはなりますが、一つ記事を書いてみたいと思います。

本題は『「ファンを生み出す」「メルマガの書き方」』ですが、注目すべきは「ファンを生み出す」の方です。どのように書くか、方法論よりもまず、なぜ、ファンが生まれるのか、考察するところから、始めなければいけません。

今さら、私が言うまでもありませんが、最近は、メディアは多様化し、それぞれのメディアに対して、ファンが生まれます。YouTuber、インスタグラマー、ティックトッカー、ブロガー、メルマガーなど。

なぜ、ファンが生まれるのでしょうか?一つ、仮説を立ててみたいと思います。

仮説)人にファンがつく

果たして、これは本当にそう言えるでしょうか?YouTuberやインスタグラマーは、確かに人が前面に出ていますし、人にファンがついていると言えるように思います。しかし、ブロガーやメルマガーはどうでしょうか?

もちろん、顔を出して人気な方もいますが、顔出しせずに、人気を誇る方もいます。誰が書いているのかも分からなければ、実在するかも分かりません。それなのに、熱狂的なファンは生まれます。

ミュージシャンはどうでしょうか?MAN WITH A MISSIONやGReeeN、今だと、Adoなど、一切、顔出しをしていません。アーティストなら、バンクシー。表に出なくても、人気を博するミュージシャンは存在します。

人が分からないけど、人気が出るが成り立つのであれば、必ずしも、人にファンがつくとは、言えないように思えてきませんか?

一体、何が人を熱狂させるのでしょうか?段々と、気になってきませんか(笑)

あくまでも、まだ、推察の域を脱していませんが、人が熱狂するのは、演者が作りだす『世界観』そのものです。ブルーハーツや忌野清志郎が牽引した日本のロックシーンそのものです。電車男とかアイドルのオタク文化やサブカルそのものです。

人が熱狂するのは、何だったか覚えていますか?

そうです。演者が作り出す『世界観』そのものなのです。決して、人が先ではありません。持っている世界観を世に発信した人が、結果として、熱狂されるようになるのです。

では、ここで、世界観をもう少し掘り下げてみたいと思います。少し、小難しい話に聞こえるかもしれませんが「ファンを生み出す」上では、とても重要なので、ぜひ、何度も読み返してみてください。

世界観を生み出すのには、主に3つ要素があります。それが、信念、キャラクター、メッセージ(時代)です。その中でも、一番重要なのが、信念です。

ここで、一つ考えてみましょう。

カリスマって、一体、何だと思いますか?

人の心を掌握する天才、センスと才能の塊、奇人変人、色々な答えがあると思いますが、カリスマの正体は、世界観です。

先ほどの3つになぞらえるなら、圧倒的な信念を持ち続け、信念を貫くキャラクターとなり続け、世の中に時代に沿った(もしくは、真逆の)メッセージを投げかけ続け、人を魅了し続ける人が、カリスマなのです。

そう考えると、カリスマになろうと思えば、誰でもなれます。努力してカリスマを作るか、生まれ持ったカリスマなのかの違いはありますが、努力すれば誰でも、カリスマになれます。誰だって、熱狂的なファンを生み出すことはできるのです。

身近な例で言えば、鬼上司です。有無を言わさず、結果を出し、結果を出させ続け、ずっと現役を貫くような上司は、ある種、カリスマ性を持っています。ですが、時代も変わり、丸くなった途端、一気にカリスマ性はなくなります。

ずっと、カリスマでいられ続ける人はまれですが、誰しもカリスマになることはできます。

少し話が長くなり、混乱させてしまったかもしれません。とりあえず、この時点では、『世界観=圧倒的な信念を持ち続け、信念を貫くキャラクターとなり続け、世の中に時代に沿った(もしくは、真逆の)メッセージを投げかけ続け、人を魅了し続ける人』ここだけ押さえておくようにしてください。

それでは、ここからは、一番重要な信念に話を戻したいと思います。ここが、メルマガでファンを生み出すキモの部分です。信念とは、何なのか?文字通りなので、改めて説明する必要はありませんが、もう少し分かりやすく言えば、考え方や価値観です。

あなたは、何を信じて、どんな考えを持っていますか?何があなたを突き動かしていますか?ここに正解はありません。あなたの答えそのものが、信念です。最終的には、世界観ですが、大前提、信念があるかどうかが、ファンがいるかどうかの分かれ道です。ここは、ぜひ、一度、考えられてみてください。

最後に、どうやって書いていくか(どうやって信念を伝えるか)について、少しだけ書いてみたいと思います。例文を見た方が早いと思いますので、ぜひ、こちらを読んでみてください。

令和3年11月19日
From:中村雄飛

件名:好きなことをやめてみる

こんにちは、中村雄飛です。

最近、お酒をやめることにしました。と言っても、3年前も、やめていたのですが、福岡に戻ったタイミングで、お酒を再開していたんです。久しぶりのお酒は、美味しいかと思いきや最初のころは、そんなに飲めなくなってて、飲めるようになるまで苦労しました(笑)

今では、毎日は飲みませんが、週一くらいは、家で晩酌したり、外食に出かけたていたりするくらいには、お酒が楽しみになっていたのですが、思い切ってやめてみます。

きっかけは、独立です。自分でフリーで働くから、いくばくか楽になるかと思っていましたが、真逆でした。新たに学ばないといけないことも多いし、経理から営業から、制作まで、何でも一人でこなすので、時間に終われるばかりで、自由は何一つありません。

お酒を飲み過ぎようものなら、仕事に支障がでかねません。「体調管理も仕事のうち」の意味に、ようやっと、気がつくことができました…。

何か変えないと、上手くいくことはない。

思えば、数年前、初めて営業職に就いた時も、最初は全く結果はでませんした。それどころか、常に最下位を独走していて、もう、精神的にてんてこまいです。

その時も同じように感じたんです。何かを変えなければ、上手くいくことはない。僕は大人になってから、本当に勉強をしなかったのですが、その時ばかりは、必死に勉強をしました。営業の本をたくさん読んで、営業セミナーに通い詰めて、駅から家までの往復は、一人でボソボソと喋りながら、ロープレをして帰りました。

そこから、約半年…。

ようやく、人並みに成果を出せるようになりました。半年やって、やっと人並みです。でも、それが、僕にとっては、とても嬉しかったんです。小さな一歩をコツコツ続け、やっと掴んだ成果。何か変えないといけないと、自分で思って、自分で約束をして、自分で掴めた結果。初めて、自分を好きになれた気がしました。

何か変えないと、上手くいくことはない。

◯◯さんも、同じような経験はありませんか?

最初から大きく変える必要はなくて、小さな一歩を積み重ねていけば、人は必ず変われる。でも、それは全て、自分で選択しなければなりません。勇気がいるかもしれません。ですが、自分との約束を守れた先には、変えがたい達成感と、大きな幸福が待っていることを知っています。

だからこそ、今回も、変わろうと決意し、しばらく、挑戦の道を歩いて行くことにしました。誰のためでもありません。未来の自分を心配してのことです。好きなことだけやってても、楽しいかもしれないけれど、前進はしない。だから、何でも良いから、迷っていることがあれば、今すぐ小さな変化を起こしましょう。

最高の人生を歩むために…

一緒に挑戦していきましょう!(ここまで)


如何でしょうか?捉え方は、それぞれあると思いますが、何か信念を感じ取れたのではないでしょうか。ここでは、僕は、成長の時には、変化が必要だという信念を伝えようと思って、書いています。

ポイントは、信念を直接、押し売りしないことです。あくまでも、狙うのは共感です。

「成長の時には変化が必要ですよ!」

と言っても、残念ながら、響きません。売りが強くて、受け取ってもらえません。信念を上手に伝えるコツは、爆発しそうな想いが、じんわり滲み出るように書くことです。

例えば、↑の文章なら、”だからこそ、今回も、変わろうと決意し、しばらく、挑戦の道を歩いて行くことにしました。誰のためでもありません。未来の自分を心配してのことです。”の部分です。

ここは、思い切った努力が必要かもしれません。徹底的にじんわりで(笑)主観を押し付けるのではなく、じんわり伝える。こういう風に、書いてみると、信念の伝わる文章が完成します。少しの練習とコツはいりますが、慣れてしまえば、問題ありません。ぜひ、試してみてください。

中村雄飛






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