マガジンのカバー画像

私の昭和歌謡

102
昭和は遠くなりにけり(おばあちゃんがいつも「明治は遠くなりにけり」って言ってたっけ)私も歳をとったもんだ。 でも、昭和歌謡を聞けば、そこに私の青春がよみがえるの。 だから、昭和人…
運営しているクリエイター

#船村徹

私の昭和歌謡83   なみだ船 1963

私の昭和歌謡83 なみだ船 1963

ゴスペルもジャズシンガーも真似できぬ日本の民謡演歌のこぶし

「歌い出しの8小節で決まる」と作曲の船村徹は言った。

なるほど!

この歌は、こう始まる。

🎵なーーーーーみだぁのーーーおぉぉぉおーーーー
 おわりの ひとしーずくーーーーーー🎵

これって、よっぽどの喉と音程の良さ、民謡の節回しができなければ歌えない。この冒頭を歌いこなせた歌手を、私は知らない。

のど自慢の人は、ぜひ真似して

もっとみる
私の昭和歌謡7 王将

私の昭和歌謡7 王将

敗戦を乗り切る意気地歌に込めなにがなんでも勝たねばならぬ

♪ 吹けば飛ぶよな 将棋の駒に ♪

演歌の嫌いだった小学生の私でさえ、思わず口ずさんでいた「王将」

王将と検索すると、悲しいかな曲でなくギョーザ屋が画面を埋める。

ギョーザの方も美味しいが、今日は昭和演歌の「王将」です。

作曲は「矢切の渡し」の船村徹さん。

船村さんの演歌は、日本の言葉を大切にした節回しだし、歌い手がどうにでも

もっとみる