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フローリングのリフォームでコストカットする方法。

前回は、実際のリフォーム工事で使ってみて良かったアクセントクロス品番をご紹介しました。

今回は、同じ工事で使ったフローリングについてのお話です。

フローリングのリフォームというと、すごくお金がかかって大変なイメージがあると思います。

実際に、既存のフローリングをはがして、新しいフローリングを敷いて・・・という工事には、それなりの日数と金額がかかります。

そこで、工期を短縮して、コストも抑える方法があるんです。
それがフローリングの上貼り

既存のフローリングをはがさず、その上に新しいフローリング材を貼ってしまうという方法です。
既存のフローリングをはがす工程がいらなくなるので、その分の日数=工賃が削減できて、さらには、はがしたフローリングの廃材処分費もかかりません。

上貼り用のフローリング材は、それ専用に作られているので、普通のフローリング材より薄くできています。
薄いものだと1.5mm、厚くても5~6mmくらいです。
専用の接着剤などで貼っていきます。

近頃は多くのメーカーから発売されていて、床暖対応の商品もあります。
床暖が敷かれたフローリングの場合は、床暖対応商品かどうかの確認は必須です。

今回工事した物件も床暖がついていたので、DAIKENのサーモプラスを使用しました。
色は、メープル使用。

仕上がりの見た目は、フローリング材を貼り替えた場合と全く変わりません。

さらには、フローリングが二重になることで防音効果がアップするというメリットもあります。

デメリットとしては、既存フローリングをはがさないため、床下にシロアリなどの異常があった場合に気付けないという点。

フローリングの厚みが増すことで、建具(お部屋の扉やクローゼットの扉)との隙間が詰まるので、元々の隙間が小さいと扉の開閉の際、床をこすってしまう場合があるという点でしょうか。

また、直床タイプ(二重床になっていない)のマンションに使用されているクッション材が入ったフローリングの上には貼れないというのも注意ポイントです。

リフォーム・リノベーション工事のコスト削減方法として、フローリングの上貼りという方法もあるよというご紹介でした。

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