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『今日楽しいが一番大切』

1か月ほど前、図書館で松本桂樹著『「傷つきやすい人」の心理学』という本を借りてきました。

最初、僕自身はそこまで傷つきやすいとは思っていませんでしたが、読むとこれがなかなか心に刺さる内容でして。
読み終わる頃にはすっかり感銘を受けて、これからは自分に優しくしようと自然に思えたのです。

それまでは、何もかも全て自分が悪くて、やるべきことがあっても動けない自分は救いようの無いゴミ野郎だと、そう考えていました。
いつも自己否定ばかりしていて、自分が生きてて良いのだとは到底思えなかったし、毎日しんどかったです。

自分への厳しい目を、たまに他者に向けては心の中で非難をしている、そんな自分もまた嫌になって。
そして落ち込んで、またしんどくなってを繰り返す毎日。

でもこの本を読んだら、そんなことはしなくて良いのだと何やら救われたように感じました。
いろいろとためになることが書かれていましたのですが、特に印象に残っているのが『「今日楽しいが一番大切」と考えること』という言葉です。

“だから「今日一日」。それだけを考える。我慢も、楽しみも同じです。
           ~中略~
心を閉ざして目をつぶって時間をやり過ごすのではなく、「今」を大切に、できるだけラクに楽しく生きていくことに注意を向けてください”

出展:「傷つきやすい人」の心理学

とのこと。
過ぎた過去のことでもなく、まだ先の未来でもなく、今日。

たまに「いまを大切に」とは聞きますけれど、いまいちピンときたことがありませんでした。そうなんだ、くらいで。
でも、今日一日を楽しく過ごす、というのはとても具体的で分かりやすいし、何より“今日だけ”なら何とかなりそうな気がしてきます。

その本を読んだ後は、自分に優しくしようという思いも手伝ってか、会社でも私生活でも、つらさやしんどさを感じることが減りました。
嫌いな人の言動も以前ほどは気に障らなくなりましたし、何より自分が疲れたと感じたら罪悪感なく休憩できるようになったのは大きいです。

まだまだ気分が沈む日もたくさんありますけれど、それでも「今日楽しいが一番大切」と唱えれば少しだけ楽になる気がします。


「自分の人生なのだから、他の誰でもない自分のために生きよう」
前向きにそう思える日が来るなんて、なんだか感慨深いです。

自分に優しく、他者に寛容でありたい。
そしてこれが今後の目標と言いますか、心掛けていきたいことです。

「今日楽しいが一番大切」
この言葉に出会えて本当に良かったです。
決して忘れないよう心にしっかり刻んでおこうと思います。

図書館で借りました

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