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【振り切る勇気】

概要

JINS社長 田中仁(たなかひとし)さんの経営の奮闘記。
世界的な企業へと経営の舵を切る中で、
創業期からのご自身の今までの失敗などを記してあり、これから起業を目指す人や何かに挑戦する人にも読んでほしい。

どこか同業のowndays田中修治さんとも個人的には重なる部分も感じられ、
市場が縮小傾向のメガネ業界において、海外進出など挑戦を続けるお二人に注目したい。

私的な要約


・フルスイングする勇気をもつ
→人は結局失敗しないと学べない

・妻の存在の大きさ(創業時子供もいた)
→いつも明るく、田中氏自身が随分救われた

・最初は業態はメガネ分野ではなかった
→雑貨(クッションカバーやエプロンなど)を作っていた

・企業は守りに入って守りきれることはない!
→自身が信用金庫で働いていた時の経験から
→逆に借金が多くても諦めずチャレンジして復活するケースも数多くみた
→経営は積極的に攻めないと企業として成長・安定しない

・メガネとの出会い
→友達と韓国旅行に行った時、現地の店であまりの安さに友達が感銘したことから興味
→実は自身は目が悪くない
→当時の日本ではまだまだ高級品だった
→ユニクロのSPA方式を採用しようと考える

・9割の人が反対するところに、金の鉱脈がある
→人と同じことをしてたら、新しいものなんて作れない

・上場し、抑圧された生活から開放
→引き続きメガネ業界でも新しい試みに挑戦
→メガネと雑貨(バックなど)を売る
→だが、それはお客様の視点を無視した「独りよがりの戦略」で大失敗。

・そんな時、ファーストリテイリングの柳井社長にビジョンや事業価値を問われる
→明確に答えられず、ショックを受け寝込む
→熱海で役員合宿を行い、今のJINSの指針ができる

・商品は広く知ってもらわないと売れない
→これも柳井社長に言われた言葉

・競合よりも10分でも早くテレビCMを!
→1番と2番手では雲泥の差
→2番手では世間の認知としては、真似をしたと思われる

・新しい商品「Air Frame」を作成
→同時に組織の改革にも着手
→社員にも同じ姿勢を求めるが退職する人も
→だが、人数ではなく本気度が勝負をわける
→実際スタッフが多少辞めても業務に支障なし

・田中仁氏の当時参考にした書籍
「V字回復の経営」

・自分の力でイノベーションを起こせる会社は、他人のアイデアを横取りするような会社に、最終的には勝利できる
→やはり自身で考えて力を蓄えないと企業として結局息切れしてしまう

・セキュリティへの危機感
→ECサイトへの外部からのクレジットカード情報流出が。これを機にセキュリティへの万全を考え、「守る」ことへの意識の重要性も認識

自身の感想

明確なビジョンは結果、これからの先の見えない且つ不安な状況を打開し、会社を業績を利益に反映させる。(経営者ならそう信じないといけない!)

ビジョンは何か、ミッションは何か改めて経営者は自分に問う必要がある。

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