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今日の薬膳茶 Vol.2~春のスッキリ茶

お元気ですか?poeです。

春が進んできましたね。
風が吹いて、乾燥して、寒暖差が大きくて。
何となく、乱される、今日この頃です。

先日から、喉が渇いたり、頭がのぼせる感じがしたり。
さすが春だな〰️
【肝の氣】が乱れております。
または、「自律神経が乱れている」ともいいます。

更年期世代なので、季節を問わず、自律神経が乱れがち。
酷くなると、「のぼせ」の症状が出やすいのです。
これは、【氣逆】の特徴です。
【氣逆】とは、【氣】の流れがうまく行かず、頭部に【氣】が溜まったまま下へ降りられなくなり、次第に熱を帯びてしまう状態です。

のぼせや火照り、頭や上半身から汗が出る、喉が渇く、目が充血する、、、
とにかく上の方が暑い。こんな症状は【氣逆】のサイン。
解消法は、香りの良いもの、発散する作用のあるものがオススメです。
香りのリラックス効果で、【氣】が上手く巡り始めますよ。

【氣】を降してくれる主な食材は
ネギ、木の芽、香菜、にら、パセリ、大根、グレープフルーツ、シナモン


そして、実はお腹が冷えていることが多いのです。
火照っていて暑いため、実感が無いかもしれませんが、
足先やお尻、お腹をさわると、冷たくなっていませんか?
沸かしたてのお風呂のように、下は冷たく上部が熱い、そんな状態になっている訳です。身体の中もお風呂のようにかき回せるといいんですけどね。
それは難しいので、【氣】に巡ってもらって、熱を均等にしてもらいましょう。それには、リラックス&身体の中心部を温める!が一番の近道です。

そうだ。薬膳茶を作ろう。

薬膳茶は、リラックスと温めるを同時にしてくれる優れもの!
私は、その日の気分でティーポットに数種類の茶葉や薬膳食材を入れて、お湯を注いで飲んでいます。
そして、材料を並べてアレコレ試す事が、私にとってのリラックスタイム。見ているだけで楽しいし、漢方な香りが私にとっては至極の癒し。


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今回は、すーっと落ち着きたいので、
【薄荷(ハッカ)】メインで作ります。

薬膳茶にハッカ?

ハッカのお茶との出会いは、恩師が作っているお茶を飲んだ時でした。
ミントティみたいかな?と思って飲んでみましたが、
ちょっと違うんですよ。
和ハッカなので、もっと清涼感があるし、後味が爽やかで、香りが鼻に抜けて、シャキッとなりました。甘く深く、本当に美味しい。絶妙なんです!
同じ味は作れないけれど、マイハッカ茶を作ってみましょう。

今回選んだ食材
和薄荷   すーっとする香り 味はほとんどなし

目が乾いているので
菊の花   クセがなく味もほとんどなし
クコの実  甘味と酸味が少し 香りはほぼなし

【氣】を巡らせて欲しいので
みかんの皮 みかんの香り。ほのかな甘みとわずかな苦み
シナモン  独特な香りと甘味に加えて、後からくるピリッとした辛み
      シナモンアレルギーの方は避けてください

お腹を温めて巡りをよくするように
なつめ   甘味が強い 長く蒸らすとどんどん甘味が増す
生姜       ショウガの香りに加え辛味が強いので、入れすぎは危険

薬膳茶を作るときに、いつも悩むのは
ブレンド加減です。

効能と味のバランスは中々難しい。

今回は、ハッカとみかんの皮となつめをベースにして、その他の食材を少しずつにしました。

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さてさて、どんな感じかな?
甘味と爽やかな香りが鼻を通り抜けます。
いかにも漢方!に加えて、ハッカがすーっとして気持ちが良く、後味もスッキリ。
作っている最中に、のぼせや詰まりの感覚はすっかり無くなりましたが、
飲んだ後は頭や鼻がスッキリ。効果大でした。(あくまで個人の感想です)

蒸らす時間が長くなると、香りは落ちる反面、甘みは増します。

この時期、鼻が詰まっている人もスッキリできますよ~

漢方食材販売店や通販で手に入りやすいものなので、よかったら試してみてくださいね。

お読みくださり、ありがとうございました。


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