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第3回THE NEW COOL NOTER賞文芸部門~7/9講評(ヒロさん分)

第3回THE NEW COOL NOTER賞文芸部門へご参加いただいている皆様。

7月度文芸部門に応募された作品について、本日は、審査スタッフであるヒロさんより講評をいただいております。

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<講評>

ご覧になられた方も多いと思われる我らが洋介さんの秀逸note.

諳んずることは叶わなくとも 記された言葉から伝わったものは数ヶ月経った今でも しっかりと心に根付いている。

強烈なメッセージと思いを 、あえて心地よいリズムで表装した読後余韻に浸る。

一挙手一投足、考えること思うこと、書くこと打つこと記すこと、愛語の文字を頭に浮かべる。
損得や利害、快楽を求めがちな脳からの指令ではなく 、思いやりの心から起因しているかを常に意識下へ忍ばせておく。

和顔愛語(わげんあいご:おだやかな笑顔と思いやりの言葉)

添え書き最終行一行が文頭からの再読を促し 、再読後 にこにこたんたん こころ穏やかに優しい気持ちを取り戻すのである。

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<講評>

離れた視点からの方が 実は真実が見える、そんなことを考えさせられます。

不思議を通して現実を落とし込んだオフブラックストーリー。

興味深いタイトルを上手く受けた冒頭二行目が読み進める意欲を高めます。

現代口語の代表格「一ミリも似合っていない」の語句から始まり、時代背景を分かりやすく伝えてくれる。

ブラックの色調、しかし どす黒くない限りなく濃いグレーにブルーが読み取れる読後感が楽しい物語。

「平気で」
「食い気味に」
「花びらみたいな」「二重にくるんで」「なに食わぬ顔で」
「憐れな口」

形容する独特の言葉選びが楽しく、読み進めるテンポが重視されています。
削ぎ落とし、削ぎ落とし、を繰り返したのでしょう、とても効果的です。

書き手の意図通りであれば嬉しいのだが、熱血タイプ担任への冷めた視線も一枚鱗に転じていることに せめてもの抗いと読み取れ楽しかったです。


皆様にも朝、臀部に変化がないか調べることをお奨めします。

自分のジーパンのポッケに糸ぼこりを触りました。
これはきっと鱗なのだろうと合点するのです。

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応募期間の締め切りまで、残り1週間を切りました。
事務局アカウントでは、過去の記事とKindleで、これまで小説を書いたことが無い、という方でも、始められるようなコツなどをまとめさせていただいています。

どうぞ、ふるってご参加ください。
皆さんとともに、このコンテストを盛り上げ一緒に楽しんでいくことができることを臨んでいます。

*講評は分担制としているため、必ずしも応募順に講評結果が発表されるわけではございません。よろしくお願いいたします。

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応募作品はこちらのマガジンに収録されます。
 他の参加者様の作品もお読みいただき、ぜひ、当コンテストを通して新しく知り合い、また仲良くなった、との声をお聞かせください! 皆様の縁がつながるコンテストでありたく思います。

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