映画評 『竜とそばかすの姫』 具材を増やしすぎて料理に失敗
評価：☆（5つ星採点）
引っ込み思案だけど歌が上手い女の子が仮想空間で匿名スターになる話
何が良いのか、褒める部分が見つからない厳しい出来の映画
話しを詰め込み過ぎというか演出がまずいというか
主人公がなぜ世間に孤独感を持っているのか、それすらうまく伝わってこない
それでいて要素詰め込み過ぎなので、出来事だけはたくさん起こる
しかしその出来事がどれも細田監督作ではおなじみの出来事ばかりなので、全く意外性がなく面白くない
絵も上手いは上手いのだろうけど、そろそろ客の方がこういった絵柄や背景美術に慣れてきている（飽きてきている）気がするぞ
褒めてる人もいるが、バーチャル世界のCGも出来が悪いと思う
これは好みの話だとは思うが、劇中歌もあまり好きになれない
こちらが飽ききったあたりの時間で、さらに美女と野獣のパクリ映像を始めるのでさらに辛くなる
どうも細田守監督作品とは相性がよくない
同じ題材なら、こちらの漫画の方が好み
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