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【新潟】イタリアン@みかづき


はじめに

 みなさんこんにちは!
新潟のローカルフードは何があるか思い当たるものありますか?
コメどころだからお米にまつわるもの…とイメージも先行するかと思いますが、思いの外麺類であるんですよね。
ご当地ラーメン系の話題は置いておいて、私が発見したのはファストフード店の謎ヌードルです。
何で謎かというとパスタっぽいネーミングなのにパスタのようでない、それでいて和風でもないようなという掴みどころのない一品なんです。
そんな新潟エリアに限定される不思議なローカルフードを2019年新潟旅行した際食した当時の様子を記していきたいと思います。

みかづき万代店

お店の場所

 今回ご紹介するお店は「みかづき」です。
店舗は「万代(ばんだい)店」に立ち寄りました。
アクセス方法としては徒歩なら新潟駅北口から10分程で着き、駅前からバス利用なら最寄りのバス停万代シティで下車し歩いて4分程で向かえます。
ちょっと徒歩は辛いかもという方はバスがいいかもですがこの程度なら私はずんずん歩いちゃいます。
お店はバスセンタービル2階にあり、このビルにはもう一つのソウルフード「バスセンター万代そばのカレー」もあってご当地グルメ好きには有名なスポットなんですよね。
みかづきさんはファストフード店なので商業施設の一角にあったり、ショッピングモールのフードコートにも展開されているようです。
また出店エリアも新潟県のみに限定されているだけでなく、新潟市を中心とした下越地方に集中していて糸魚川市などの上越地方には出店がないのも特徴です。

2019年当時の価格とロゴマーク

外観・内観・お料理

 2階に上がるとすぐに目につく赤字に白文字の看板、これは広島の「ちから」さんと同じフォルムね(ちからさんでの体験は未来の話)。
時間もお昼時でお店の中にはランチをとっている方もちらほら、幼い頃によく見たスーパーの一角にあるファストフード店の風景とシンクロして始めて目の当たりにするお店なのにどこかノスタルジー。
さっそく入店して品定め、と言いたいところですけどもう食べるもののリストは確定中、ここはオーソドックスなイタリアンを頂きます。
レジで注文済ませると完成を知らせるブザーをレシートに添えて、席に戻って暫し待機。

ノスタルジー感ある看板

見渡すと目立って見えるレジのところに大きなメニュー表があるあの風景ってなんだかんだいつの時代も変わらないんですよね。
やっぱり目に留まるメニュー表の大きさで美味しさが比例している気がして、ついつい大きく宣伝されたおすすめフードを注文しちゃいがち。
と懐かしさを感じつつ微睡んでいたらブザーの振動、取りに行ってきます!

ナポリタン普通サイズ

楕円の発泡スチロール容器に盛られた鮮やかなオレンジ色、そして圧巻の太麺。
これこれこのフォルムこそ謎だった「イタリアン」なんですよね。
イタリアンとはパスタの事ではなく料理名の分類でいうと「焼きそば」にあたり、もやしとキャベツを混ぜ焼き上げているものです。
そのまま提供されれば焼きそばですがここにインパクトを与えているのが「トマトソース」なんです。
このソースはデフォルトがオレンジ色のトマトソースとなっていて、他にもカレーやホワイトソースを使ったバリエーションもあるのだとか。
更には季節限定のイタリアンもある等何日か滞在して色々試したくなってしまいますね。
丁度伺った7月初旬では夏野菜のイタリアンがありました。
また焼きそばにはひと工夫もされているらしくHPによれば焼きそばには粉チーズを和えて隠し味にしているとか、焼きそばに付きものの紅生姜を白生姜へ変更しているとか。
このオリジナリティを持って「イタリアン」というローカルフードとなっているんですね~。
因みにこの商品が誕生したのが昭和30年台、華やかな洋食が注目されていた当時のパスタ料理「ナポリタン」に肖って商品名を「イタリアン」にしたのだとか。
参照元:新潟名物「イタリアン」のみかづき<資料館>


しげしげ眺めつつ写真撮りつつ観察、そしてようやくいただきます!
太麺を持ちあげると予想以上に麵が太いです。
結構な重量感、そして洋風な粘性あるソースが絡みフォークに重みを感じますね。
一口頂いてみるとソースはドロッとしたわりに濃さはあまり気にならず、トマトソースの甘みが全体に広がります。
焼きそばかパスタかというとパスタ寄りな感じもしますがそれをうまくまとめているのが和風なソースで、生姜と合わせて食べるとまた焼きそば寄りに引き戻す面白い展開。
野菜もしゃきしゃきに仕上がっていますので太麺のもっちりした感触とザクっと歯切れの良い感触が交互に感じられます。
初めて頂いてみましたが今までに食べた事の無い味わいでしたが全体的に和と洋がうまく調和していています。
地元の方が普段使いによく食しているというのも、お互いが主張しすぎない絶妙な味わいだからこそ飽きがこないんでしょうね。
と普通盛りでも十分に満足感あるイタリアンを頂きお店を後にしました、ごちそうさまでした~。

おわりに

 地元にはない料理を求めての旅行をしていたので新潟県のみで頂ける県外不出なご当地フードを頂くことができ大変満足した新潟旅行でした。
こちらのお店では各店でラインナップ異なるようですが大判焼きやアイスクリームなど甘味も充実しているようなので、名古屋の「スガキヤ」同様ご飯を食べて甘味を頂きまったり過ごすに丁度良いと思います。


スーパーやフードコートで見かけるような軽食屋さんに興味ある方は新潟に来た際立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました🐾


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