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Cookpad Design Magazine

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毎日の料理を楽しみにするために、クックパッドで取り組んでいるデザイン事例をお届けしていきます
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#サービス開発

プロダクトに生成AI技術をどう取り込むか?ーAlexa Cookpadを例に

こんにちは、デザイナーの橋本 (@hashcc) です。 4ヶ月ほど前にAmazon Alexa版クックパッドアプリ向けにGPT-3を使ってAIレシピ要約機能を実験的に導入していました。今回はこの機能の構想からリリースまでのプロセスを書いてみようかと思います。 作る前にざっくり作り方がわかる機能を作ったAmazon Alexa版クックパッドアプリは、音声やタッチで料理をガイドするアプリです。レシピ検索や作り方画面を音声やタッチで操作できるので、「濡れた手でスマホを触りたく

バナー作り初心者がいきなりデザイン制作する前に考えて欲しい4つのプロセス

こんにちは。クックパッドのデザイナー、たまい(@tmi_1064)です。 今回は、バナー作り初心者🔰だったデザイナーが実践した、サービス内自社広告バナーのデザイン改善の手順と学び、その結果を公開してみようと思います。 当時バナー作り初心者でしたが、自分なりに工夫してみると学びが多かったです。バナー作りは単なるグラフィック作りではなく、デザインとしての伝え方すべてに繋がっていました。 例えば、自分はchocoZAPのバナー検証を集めてたのですが、これだけたくさんのバナーデザ

半年前にサービス開発を学んだ学生が、クックパッドマートで走った1ヶ月の記録

すみっこです。工学部のかたすみでデザインをしています。 2月半ばから1ヶ月間、クックパッドマートに就業型インターンとして受け入れていただきました。 このnoteでは、わたしの取り組みと学びをご紹介します!(公開にあたり、クックパッドさんにご確認をいただいております) 前提として、わたしは昨夏のサマーインターンに参加していました👇 わたしにとっては、上記のサマーインターンがサービス開発の手法を学ぶ最初の機会でした。当時はプログラムをこなすのに精一杯で、各プロセスのアウトプ

レシピの新規プロジェクトをリードしたデザイナー?の失敗談

こんにちは。クックパッドレシピサービスでデザイナーをしているtokairinです。 クックパッドでは「人々の今日何作ろう」という課題解決と、「毎日の料理を楽しみにする」という個人にとっての料理の楽しみを広げていくことを考えています。そんなレシピサービスで、一人ひとりにあわせた料理の楽しみを見つけられる体験をつくったときのお話です。デザイナーの私がどんなトライをして、どんな失敗をしたかをお話できればと思います まず、お話をするにあたって、わたしが働くうえで念頭に置いているの

デザインシステムを使ってプロダクトのデザイン負債を解消する その2

クックパッドでUXエンジニアをしている村山です。 今回は2022年11月25日に行われた「Cookpad TechConf 2022」で発表した「デザインシステムを使ってプロダクトのデザイン負債を解消する」の内容を紹介します。 前の記事では、デザイン負債のお話と、デザインシステムの紹介をしました。 この記事では、デザインシステムのシステム化と、プロダクトへ適用した結果について紹介をします。 内容の説明Apronをみんなで使うための以下のようなシステムについてご紹介します

デザインシステムを使ってプロダクトのデザイン負債を解消する その1

クックパッドでデザイナーをしているkenjowです。 今回は2022年11月25日に行われた「Cookpad TechConf 2022」で発表した「デザインシステムを使ってプロダクトのデザイン負債を解消する」の内容を紹介します。 PART1のこの記事では、デザイン負債のお話と、デザインシステムの紹介をします。 また、PART2の記事では、デザインシステムのシステム化と、プロダクトへ適用した結果について紹介をしますので、合わせてご覧いただけると嬉しいです。 内容の説明

サービス開発の基礎〜クックパッドのデザイナーサマーインターンシップ2022(講師編)〜

クックパッドでデザイナーをしているkenjow @kchil です。 クックパッドでは今年もデザイナー向けのサマーインターンシップを開催しました! 一昨年と去年はオンラインで開催しましたが、今年は感染症対策を行った上でオフィスで開催しました🎉 今回のインターンシップでは、私は講師を務めました。普段、サービス開発の現場で実践していることを、講義とワークショップを通して参加者のみなさんに学んでいただきました。 この記事では、講義の内容を簡略化して公開します。 内容は基礎

グループで買い物を楽しく!新しい価値をユーザーに早く届けるためにデザイナーとして取り組んだこと

こんにちは、デザイナーの佐野大河 @sn_taiga です。 生鮮食品ECサービス「クックパッドマート」で新機能開発や既存体験の改善に取り組んでいます。 先日クックパッドマートでグループという新機能をリリースしました。今日はそのリリースに至るまでのデザイナーの取り組みについてお話しします。 グループ機能についてグループは、販売者とユーザーが直接コミュニケーションしながら買い物を楽しめる機能です。いくつか具体例をお見せします。 人気店の刺し盛りを翌日受け取りで購入できるグ

複数デザイナーで1つのアプリを管理するしくみ

こんにちは。クックパッドのデザイナー、たまい(@tmi_1064)です。 複数のデザイナーで1つのアプリを担当すると、「施策が被った!」、「デザインのトンマナが揃えづらい!」といったことがありませんか? 今回は、複数部署にまたがる形でサービスを開発しているクックパッドにて、部署間で施策やデザインをいい感じに同期する仕組みを紹介します。 🤔 なぜやっているのか現在、クックパッドのレシピサービスの開発は3グループに別れており、それぞれ改善に取り組んでいます。 複数の部署に分

UIUXデザイナーとしてイギリスに出向して感じたこと

クックパッド株式会社のブリストルオフィスでデザイナーをしている茅島です。 新しくできた会社のプログラムで、半年間イギリスのブリストルオフィスに出向できるプログラムができたので応募して、去年の12月末からイギリスにいます。 今回応募しようと思った動機は以下です。 海外で生活してみたかった ヨーロッパに行ってみたかった 海外での仕事に興味があった グローバルに向けたサービス開発を学びたかった 実際に生活してみて今までアジア圏の国には何度も行ったことがあったのですが、

サービス開発だけじゃない!デザインスプリント活用してるってよ。

こんにちは、レシピサービス開発部のデザイナーの田中りさこです。 今回は、クックパッドで行うデザインスプリント(※)を活用した開発について書きます。 最近デザインスプリントを実施されたと聞いたので、コーポレートブランディング部の杉田さんにお話を伺いました😊 田中:早速ですが、うわさのデザインスプリント、何をテーマにされたのかお聞きしたいです。 杉田:うわさ(笑)はい。Organicに合わせた新しい名刺を作るためのデザインスプリントをしました。 田中:おー!Organi

みんなが作った料理でにぎわう、リアリティーある世界観づくり

こんにちは、クックパッド デザイナーの平塚(@tsukasio615)です。私の所属するクリエイション開発部ではつくれぽやレシピなどクックパッドの投稿体験に関する開発を行っています。今回は、今年の5月末にリリースしたつくれぽの新しい投稿体験についてご紹介します。 毎週末開催 "つくれぽパーティー" クックパッドには、作ったレシピに写真とコメントを添えて「作ったよ」を伝える投稿機能 つくれぽ があります。Cookpad Design Magazineの記事にもある「作者への感

レシピサービスと買い物を繋ぐ体験のデザイン

こんにちは、デザイナーの佐野大河 @sn_taiga です。 今日はレシピサービスと買い物を繋ぐデザインについて話します。 クックパッドで買い物できるようになった、その後の課題昨年クックパッドのiOSアプリで買い物機能をリリースしました。 生鮮食品EC「クックパッドマート」の仕組みを使い、アプリ内の「かいもの」タブから買い物することができます。 リリース後は機能認知の施策をいくつか打ち、一定数のユーザーに使ってもらえる状態にはなりました。しかし、ただ「クックパッドアプリ

デザイナーでもできる!サービス開発者のためのSQLデータ集計入門

こんにちは、デザイナーの橋本直樹 @hashcc です。今はクックパッドアプリでレシピを保存するときの体験のデザインに関わっています。 ふだん、僕がサービスの改善に関わる上で、よく行うのがデータ集計と分析です。 例えば、「レシピ投稿が伸び悩んでいる」のなら、原因となる離脱ポイントを集計/分析して見つける必要がありますし、立てた施策の評価にも同じく必要になるでしょう。 クックパッドではエンジニアに限らず、ディレクターやデザイナーも職域に関わらず、データ集計/分析を行ってい