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何かを諦めることなく、自分らしく生きていける社会に向けて


はじめまして、ニュージーランドのオークランドと大阪をほぼ毎月往復する生活を10年以上続けていました。
 コロナ禍で現在は大阪は能勢町という所で、農を軸にした生態系循環を見守るプロジェクトを進めています。
 その根っこには、『持続可能な未来を創る』というテーマの元に「健康」をテーマにした活動をしています。
 Personal health, Social Health, Earth Healthの3つのバランスが取れるように、日本のSatoyamaを研究しながら活動をしています。
 Personal Healthでは、「食(腸)・體(からだ)・マインド」をキーワードにして、そこから人の能力を引き出す循環を作りだす組み合わせを探求中。

 では、それに至った過程を紹介させていただきます。 

 【学生時代】
 今では当たり前にありますが、当時は珍しい経営情報学部という学部の中でマーケティングや社会システムについて学んでいました。
 フィールドワークを通じて、色んな中小企業さんとお会いし、また、病院の教育研修の講座の手伝いをさせていただく中で、社会構造の「ゆがみ」を探っていました。
 Think Global, Act Localという”Glocal”を教わり、Local循環の大切さを如何に伝えていくかを考えていた時代です。 

 【サラリーマン時代】
 いつかMBAを学びに、まずはコンサルティング会社だと思って入った会社が、実は会計事務所! 学生時代落した単位は簿記論と、会計アレルギーでした。
超ブラック企業の中で鍛えられ、創業や倒産をしそうな会社さんと二人三脚で会社を何とかしようと取り組んできた時代です。
 医療機関を中心に担当をしていましたが、商社や不動産賃貸、建築、小売り業と色んな分野の社長さんとお会いし、会計業務だけでなく、資金調達、再建、倒産の手続きを通じて、業界のルールを学んできた時代。
 担当していた会社社長さんの自殺を止め、再建するも、会社都合により担当が変わり暫くして、その社長さんは自殺をされました。
 自分の手の届かない所で問題が起こってくことに、コンサルタントとして自分と組織人としての役割にギャップを感じ、始めます。 そして、6年間勤めていた会社を辞め、起業へと向かいます。 

 【起業】
   大前研一さんがアタッカーズビジネススクールという起業塾を開催し、自分のスキル向上に受講していたら、そこに集まる熱い人たちに触発されました。
 その中で、ちょうど、組織から求められた成果とお客様が求めるサービスに大きなギャップを感じ独立を選択することになりました。
 社長が安心して経営に専念できる為の総務アウトソーシングをワンストップで行っていくことに。
 今でこそそんな事業はありますが、当時はその視点がほとんどありませんでした。
社長の裏方仕事として、問題を把握・解決しながら、オペレーションがスムーズに動く仕組みづくりをやっていきます。
 起業と同時に義父の会社の再建に約3億の借入を背負い、展示会現場へ入ることに。 また、お客様から押し付けられたコンサート運営会社を引き受けることにより、3足の草鞋(わらじ)の毎日を送っていました。
 事業再建が落ち着いた時に、ファイナンスの研究としてニュージーランドに出会います。 

 【ニュージーランドへ】
  社内のあれこれが落ち着いた時に、ふと寄ったニュージーランドに虜になりました。
たまたま、出会ったニュージーランドの移住を案内する会社と出会い、起業から永住権を目指すことになります(2年半で取得) オークランドと大阪を毎月往復して10年。
マオリ族のネットワークから、ニュージーランドの歴史、文化、そしてこれからの課題を学び、ニュージーランドが抱える環境問題を取り組むべく、土壌環境を整備する取り組みを行っています。(ニュージーランドは意外と土壌が汚れています)
 持続可能をテーマに活動する過程で、ニュージーランドの原生林の森林伐採を防ぐ活動をするマヌカハニーのオーナーさんと意気投合し、マヌカハニーを輸入。
そこから、日本でも森やニホンミツバチの保護活動が始まりました。 

 【今、そして、これから】
  現在取り組もうとしているのは、自然と人との共生できる環境作りです。
 人と自然が共生し、誰もが安心して暮らせる循環はどこから始めるのがいいのか?を探していた時に出会ったのは、農を軸にした生態系との関わりでした。
 そこにはお金ではない交換文化があり、豊かに幸せに暮らす「こたえ」がここにはあります。
 日本の「さとやま」とニュージーランドの価値観を組みあせた、自然と人とがフラットに関われる循環を作っていくのが現在のテーマです。

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