見出し画像

「虎に翼」メモ 第15週「女房は山の神百石の位?」/ 衝突、そう来なくっちゃ

新潟に行く前の週です。記憶が薄れかけている‥‥

・寅子と花江がちゃぶ台で向かい合って互いに激昂するシーン、見ごたえあった~! あんなふうに本音と本音がぶつかり合うシーンが大好きだ。そう来なくっちゃ!と思ってしまう。

・激昂したあと、花江がすぐに泣き崩れる脚本も良い。ずっと胸にありながら、言っちゃダメだ言っちゃダメだと抑制してきたのが決壊しちゃったんだよね、というのがよくわかる。対する寅子のほうは寝耳に水で呆然としている。

・そのぶつかり合いまでに積み重ねられた描写はなかなか痛かった。取材に合わせてとってつけたように凝った料理をする寅ちゃん。流しに突っ込まれたままの汚れたボウルやまな板を発見してぐったりする花江の気持ちはわかりすぎる。そのあと、寅ちゃん出演中にもかかわらずラジオをブチっと切ってポリポリたくあん噛んでるシーン、おもしろかった。森田望智の芝居が良いね。

・直明を演じるRYOKI、今のところさほど難しい役どころじゃないとはいえ、セリフ回しが浮いていなくてなかなかうまい。BE:FIRSTではかなりやんちゃなパフォーマンスをするイメージだけど、このドラマで見ると知的で落ち着いた子に見えるんだよね。

・こういう子も旧ジャニーズ事務所の性加害事件が明るみにならなかったらこんなに早い段階で朝ドラにキャスティングされることはなかったんだろうなと思われ、かの事務所の圧力&メディアの忖度という悪魔合体がいかに日本の大衆芸能のレベルに悪影響を及ぼしてきたかを思いますね。

・閑話休題。いつのまにか家族のことが見えなくなっていたのは確かだけれど、家族会議で子どもたちからやいのやいの言われ平身低頭する姿を見ると胸が痛んだ。

・確かに子どもたちの不平不満はごもっともなものばかりだし、フラットな地平から子どもの声を聞くのはとても大切だ(というか必要だし、本来当然だ)。けれど、同じように家庭にコミットできていなかった自分を知ったとき、父親・男親なら涙するほど罪悪感に駆られ、同じ行動をとるかな?と思ってしまう私がいるのです‥‥。

・同時に、従兄やらのお兄ちゃんたちに「お姫さまだから」とまで言われている優未のかわいがられっぷりは、ちょっと不健全な域に達してないか?と思いつつ翌週へ‥‥。

・追記、離婚調停に来て寅ちゃんを刺そうとしたの、星野真里かと思って見てたら美山加恋ちゃんだったらしい。びっくり!


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?