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カンバセーション・ピース ミニマガジン "EYE" vol.1

◆ 創刊のごあいさつ

「誰にでも語るべきことがある」「あなたの言葉は誰かに届く」と信じて、みなさんのお話を聞いて文章にまとめ、別のみなさんに届ける作業をしています。今回、私の文章を誰かに届けるためのマガジンを作ろうと思い立ちました。

これまでもSNSやブログでいろんなことを書いてきました。子育てまっさかりの私の同世代を始め、みなさん日々忙しく、本や雑誌をゆっくり読むような時間はなかなかないですよね。

それでも、私がちょっと気合を入れて書いたもの、「我ながらなかなかよく書けた気が‥‥」という文章には、驚くほどたくさんの、そして多様なリアクションをいただいたりします。

忙しい生活の中でも、おもしろいものを読みたい、もっといろんなことを知りたい、興味関心を分かち合いたい‥‥というみなさんの思いを感じます。

良い文章を読むことは、必ず力につながります。この社会で、自分の視点をもち、自分の言葉で語るには、知恵と勇気が必要です。読んでもらった時間の積み重ねが何かしらの力につながっていくような文章を書きたいです。

今回は、新しく書いたコラムを3本と、書籍の紹介、そして末尾には、私が読んでおもしろかったネットの記事のクリップ集を付けています。鮮度が高いものも普遍的なものもあります。みなさんのアンテナのひとつに!

さらっと目を通せば15分くらい? いろんな記事をじっくり読み込んでいけば、1時間以上楽しめるはず。お値段は、スタバのラテ1杯分をイメージしました。読むコーヒーブレイク。スキマ時間や寝る前なんかに気軽に読んでもらえたら♡

購入してくれる方が増えて、すてきな方に寄稿いただいたり、写真やイラストを提供してもらえるようになるのが夢です。
今のところ、2か月に一回くらいの不定期刊のつもり。

私たちで、私たちのためのマガジンをつくりたいのです。
それぞれの場所でがんばっている人たちが勇気づけ合えるような‥‥。
それは、子どもたちの世代が、もっと自由に生きやすくなることにもつながっていくと信じています。

お支払方法は、こちらのページ をごらんください。コーヒーブレイクのような気持ちで、気軽に購入してくれるとうれしいな~。

◆ コラム1.「あつ森」で考える自己肯定感


4月、ステイホーム中に思いがけない展開がありました。
エミ、「あつ森」にハマるの巻。

あつ3

大学時代は「ダビスタ」でサラブレッドを育て日本ダービーを制したり、「信長の野望」で天下統一したりしていたものですが、気づけば15年以上遠ざかっていたゲームの世界。

その進化はすさまじく、いつでもどこでもセーブできるし(“ふっかつのじゅもん”を必死にメモっていた前世紀‥‥)、蝶や魚のグラフィックは「図鑑か?」ってぐらい鮮明。夜空に浮かぶ月は日々満ち欠けして、風が吹けば草むらがそよそよと揺れ‥‥。

細部まで行き届いた日本のものづくり(ソフトだけど)の面目躍如。発売後わずか三か月あまりで1,063万本も売り上げたのもうなずけます。「あつ森」の優しい世界観は、コロナ禍にある世界の人々の心を癒しているのです。

思わぬ効用があることもわかりました。「あつ森生活」は自己肯定感を上げるのです。んもう、エミちゃんがあんまりかわゆいもんだから~。

あ、エミちゃんってのは、私がプレイしている主人公ね。安直に自分の名前をつけたのですが、これがすごくよかった。

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