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YouTuber辞めました。見知らぬ誰かの笑顔の為に自分が傷ついてしまうから。

キーンと耳鳴りがして、酷い頭痛が襲ってくる。身体が熱くなって、全身に酷い痒みが襲う。

こんな毎日が半年以上続いている。

初めまして。僕は趣味でYOUTUBEをやっています。名前はこんびにこ。

巷ではアル中系インスタグラマーアレクサと漫才サラリーマンYoutuberと言われています。長いですね。4個くらいこれまでの動画を載せておきますね。

見なくていいです。恥ずかしいので。

簡単に自己紹介させてください。もともとフリーで写真家や映像作家をやっていたのですが、とある事情で会社員になり、今はその傍らでアル中系YOTUBERをやっている20代、男性です。

私を説明するうえで欠かせないものが一つだけあります。

ゴリゴリの鬱持ちです。
これはもう動画でも公表してはいます。

そんな私は、実は今月ほとんど動画を出さずお休みしています。いつもなら月15本ほど出すのですが、今月は2本のみ

実は先月、YOUTUBEが急上昇に7本連続で乗ったり、割といい波に乗れていました。もちろん今月もその勢いに乗っていれば、もっと登録者は増え、再生回数は伸びたのかもしれません。

でも、僕は止めました。

これ以上続けたら、きっと壊れてしまうから。





クリスマスになんて憂鬱なnoteを出すんだと思った皆さん。本当にすみませんという気持ちです。悪気はちょっとだけあります。


HSPという特性を知っていますか?
聞いたことがある人もいるかもしれません。

というか日本人の5人に1人はこのHSPだと言われています。この画面を見ているあなたもHSPの可能性があるわけです。

ハイリー・センシティブ・パーソンを略してHSP。
つまり

「とても繊細な人」

を指します。

刺激に対して非常に敏感で、繊細な気質をもって生まれた人、という意味で例えばこんな人が当てはまります。

・相手の気持ちに影響されやすい
>相談相手の感情に浸って疲れてしまったり、他人が叱責されているのを見て自分がそうされているように感じる

・感受性が強い
>カフェインに敏感だったり、映画やドラマですぐ泣いてしまう、音や匂いに過敏

・刺激に対して疲れやすい
>混雑する場所が苦手だったり、飲み会で気疲れしてしまう

・思考が複雑になりがち
>何を行動するにしても思慮深くなり、頭をつかってしまう

どうですか?結構当てはまる人も多いんじゃないですか。僕は典型的なHSPで、この全てが強く当てはまります。

冒頭、毎日のように頭痛がすると書きました。原因はこの気質のせいです。
他人とコミュニケーションをとると、1時間ほどで酷い頭痛がしてしまいます。

僕はコミュ障です。しかし、コミュニケーションが下手くそというわけではありません。コミュニケーションにおいて、必要以上に気を使い頭を回転させてしまうから、その後自律神経が乱れ頭痛を引き起こしています。

しかもその頭痛は、会話の途中に来るわけじゃないんです。コミュニケーションがひと段落して、ほっと一息ついたタイミングで蓄積された分が一気にやってきます。

基本的には「どれだけ相手に気を使ったか」の総量で頭痛の度合いは変わるのですが、頭痛がやってくるまでどれほど気をつかったかなんてわからない。

だから飲み会も苦手だし、真面目な話ばかりの会話も苦手。

飲み会に行けば、周りを見渡し、誰か楽しんでいない人がいないか?
逐一、全員の表情を読み取って、気を使い、その場が楽しくなるためであればどれだけ不愉快な無茶ぶりでも応えるし、楽しくなさそうな人がいれば、すぐにケアをしたくなる。

それはなぜか?
「申し訳ないから」

私がいるこの場で誰かひとりでも楽しんでいないのは苦痛でしかないから。

たびたび大事な人から人生相談をされれば、逐一相手の感情に移入して、真剣に考え、効率的にどうするべきかではなく、相手の感情と状態を読み取ったうえで相手が選択可能な行動において最も良いものを探す。

例えば恋愛相談なんかで「そんなやつ、別れちまえ」というのは簡単で、これが最も効率的で間違いのない選択なのが明白だったとしても、私はそう伝えることはできない。

相手がそんなこと分かってはいても別れられず、足踏みしながら日々を苦しく生きているのがわかるから。

こんな風に人の話を毎日聞いていればしんどいし、疲れてしまう。なのになぜそんな風に相手に寄り添ってしまうのか。

「申し訳ないから」

僕の場合、全てのコミュニケーションにおいて「相手に申し訳ないことはしたくない」という感情が先にあってその上で行動を選択している。

しかしこの生き方、想像を絶するほど頭と心を使う。1日2~3人話しただけで心は疲弊し、毎晩数時間ほど吐き気と頭痛を催すほど。

それだけならまだよかった。でも僕の体はさらに悲鳴をあげ、今年の6月くらいから、毎日かかさず全身に蕁麻疹が出るようになった。

アレルギー検査もしたが、結果はわからず、ストレス性の慢性蕁麻疹だろうと診断された。

毎晩唐突に体が熱くなりだし、全身に蕁麻疹が出てくる。飲み薬は次第に聞かなくなり服用量も規定の量を大幅に超えてくる。

アレルギー系の薬には強い入眠作用が含まれており、薬を飲めば飲むほど、ところかまわず強い眠気が襲い、一番服用していた月の1日の平均睡眠時間は15時間だった。

起きている間の9時間はずっと仕事をしなければ仕事が終わらないので毎日起きてすぐに仕事。そして気絶するように眠る。という日々を過ごしていた。

睡眠薬には入眠作用はあれど疲れをとる作用はない。毎日蓄積していく疲れと疲労感に、生きるのをやめたくなった日もあった。

それもこれも日々気を使いすぎてしまうせいだ。

誰も別に気を使えなんて言ってない。そんなことはわかっている。それでもそうしないと怖くて、この世界に生きていていい気がしなくて、そうしてしまう。

僕はとても弱い。

でもこの弱さが誰かを救うことがあることも大いに自覚している。

僕はリアルでの人間関係に疲れて、YOUTUBEを始めた。好き勝手やってやりたいことだけをやった。

誰かを救いたいなんて気持ちはこれっぽっちもなく、自分が面白いとおもうことだけを突き詰めてやってきた。

するとたった2年で登録者が50万人を超えてしまった。これはとても喜ばしいことであり、同時に僕のクビを締めつけるきっかけにもなった。

50万人を超えると、自分の想定していたより視聴者の声が目に入るようになってきた。今までも大してコメント欄は見ていなかった。たまに見て、テキトーに返信して。くらいの感じで

でも、そうもいかなくなった。僕は動画の方向性を大きく分けて4回ほど変えています。変えるたびに必ず目にする言葉がある。

「前のやつ(動画)が見たい」

期待の声だ。期待の声とはつまり水のようなものだ。モチベーションにつながるし、元気をもらえることだってある。でも人間に水は必要だが、水の中では溺れてしまう。期待だってそうだ、過剰な期待に過剰に応えようとすれば必ず、限界を超えて無理をしてしまう。

もちろんコメントをする彼らに悪気なんてものは微塵もない。だが、それがより僕の罪悪感を加速させる。

他人に期待をすることは、イコール「応援すること」とも捉えられる。それ自体に善悪があるとすれば多くの人にとって「善」なのだ。

しかし、コミュニケーションとは常に「伝える側」と「受け取る側」が存在し、その価値を判断するのは常に「受け取る側」なのだ。

例えば、場を盛り上げるために使った「でぶ」や「ブス」といった言葉を判断するのは言った本人ではない、それを聞いた「第二者(相手)」と「第三者(その他その場にいた人間)」の人間なのだ。

第三者にとってはその発言はユーモアに溢れた面白い一言なのかもしれない。

しかし、その言葉を向けられた直接の相手にとってみれば最低の一言になり得る。

誰も傷つけないコミュニケーションなんてものは到底不可能だ。どれだけ思慮深く生きていても、人間は自分の経験の中でしか価値観を形成することはできないし、その価値観の中からしか発言することも行動を起こすこともできない。

その上で価値観の異なる人間を傷つけてしまうことは至極当然で避けようのない事実だ。

誰も悪くないのだ。僕というYOUTUBERに期待して「また前の動画が見たい」とか「もっと面白いのが見たい」とコメントしてくれる彼らに非はない。

だが、同時に僕が彼らの期待に「応えない」という選択をすることもまた非があるわけではない。

だから辞めた。


期待に応えることも、無理して、道化を演じようとすることも。




僕はまた鬱病になった。いや正確には双極性障害の「鬱期」が来た。

とにかく落ち込んでいた。SNSもサブ垢ばかり更新して、YOUTUBEなんか全く開かなかった。

そして、貯金を切り崩して、旅行に行った。箱根に泊まったり、海が綺麗なホテルに行った。




ただ、自然の音を聞いて温泉に浸かって、好きな音楽聞いた。

もちろん、余計なことばかり頭の中に浮かんでくる。人生において、ただの一度も「無心でぼーっとする」ができたことがない。

頭の中には常にごちゃごちゃしていた。ぼーっとすることはよくある。人から「話聞かないよね」と言われたことも数え切れないほどにある。

でも無心だったことは一度もない。いつも頭の中では僕だけの宇宙が広がっていて、常に頭の中はごちゃついていた。

癒しを求めて、旅に出て、その先の温泉でだって僕の頭は変わらずごちゃついている。

でも、それでいい。

考えることが嫌いな訳じゃない。でも、頭の中が不安や悩みで支配されることがとてつもなく苦痛なのだ。

明日、学校行ったら誰かに嫌われているかもしれない。

明日、会社に行ったら上司に怒られるかもしれない。

明日、ネットで炎上しているかもしれない。

そんなモヤモヤに心を支配されているのがどうしようもなく苦痛なのだ。

頭の中はいつだって好きなことで埋めていたい。明日にワクワクしながら今を生きていたい。

その為に必要なのは「他人に期待されない生き方」だ。

でもこんなことは現実問題不可能だ。他人は勝手に期待してくる。

だから僕は期待に応えるのをやめた、自分の意思で。

そう僕が生きているのは「僕の人生」だ。来世に期待したり、前世を後悔したりもしない。僕の人生は紛れもなく今の僕のものなのだから。

期待を裏切るのは怖い。でも学生の頃に怒られた話は今は人生のネタになっているし、新卒の頃のミスもつい最近もミスだって、乗り越えてしまえばただのネタになる。

僕は色んな人の期待を裏切った。でもその一つ一つに反省したり、悔しい表情を見せたりもしない。

会社で今日中にと頼まれた資料作りも「今日中は無理です」と先に伝えて本当に今日中には作らないし、友達に頼まれた結婚式の動画作りも「忙しいから無理」と断った。

ただ、楽しく、なんの罪悪感も感じずに「他人の期待」を裏切っていった。

いや正確には「応えないという選択」をしているのだ。裏切っているわけではない。


たったこれだけで、僕の頭の中から明日の不安は消えていた。



ーー

繊細で、人の顔色ばかり伺っている諸君、毎日を頑張りすぎてはいないかい。今日を生きるのは辛いかい。

もしそうならば、思い切って期待に応えない選択をしてみたらどうだろうか。

1日はとてもつもなく長いけど、365日のうちの1日はとても短い。1年のうちたった2日くらい頑張れたらそれでいいんじゃないか。それくらいなら頑張れそうじゃないか。

1日でも2日でも頑張れたら思いっっきり自分を愛でて褒めて、愛して欲しい。

以上、しがないyoutuberの戯言でした。



ーー

ところで、僕は最近お守り(ステッカー)を作りにハマっている。YOUTUBEをやめて、ずっとお守りを作るのにハマっている。これがとてつもなく楽しい。

僕と同じような繊細な人たちに向けて、運を分け与えるお守り。
僕はそもそもめちゃくちゃ運がいい。たった2年で50万人もの人たちに見てもらえるようになって、僕のことを笑ってくれて、勝手に救われてくれる人がたくさんいる。

特に努力なんてしていない。なのに、こんなにも運に恵まれている人間は他にいないんじゃないか。

だとすればこの運を1000等分くらいにして皆に分け与えてみてはどうだろうか。もちろん僕が一人で享受していたような強い幸運は期待できない。

でも一人一人に「明日、いい天気になる」とか「明日、ご飯が美味しくなる」とかそのくらいの幸福がやってきてもいいんじゃないだろうか。

そのくらいの小さいけど尊い幸せがたくさん積もり積もって行ったら世界は今日よりも明日、少しだけ平和になるんじゃないだろうか。

そんな気持ちを込めてお守りを作っています。

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お守りの名前は #minyaku (ミンヤク)と読みます。

眠れない夜のお供になるように。と願いを込めて「眠夜供」とかいてミンヤクと読みます。漢字だらけでなんか夜露死苦みたいなのでローマ字表記です。

ちなみに「睡眠薬」ともかけています。

もし欲しい人がいたらこのインスタグラムかラインをフォローしてください。
不定期で購入リンクが送られてきます。

ちなみにインスタグラムの方では、繊細さんに向けた眠れない夜のお供になるような言葉を作っています。

インスタグラム
https://instagram.com/minyaku_?r=nametag

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LINE
https://lin.ee/n6mpnf5https://lin.ee/n6mpnf5


minyakuは僕達、繊細な弱虫が集まって、盾を武器に強者に振りかざすことを目的とはしません。居場所を作るために誰かを殴ったり、悲しませたり、争ったりはしたくない。

弱者でいていいと胸を張って生きていけることを目標としている。

競争も闘いも必要ない。必要なのは必要な分の優しさだけ。
優しさはまずは自分のために使う。疲れてる時は休むとかきつい時はご褒美をあげるとか。

優しさが足りない時に他人に無理に与える必要はない。まずは必要な分、自分のためにたっぷり使う。

それでたくさん補充して、少し余った優しさは大事な人のために使う。席を譲るとか、好きなお菓子をあげるとか。

minyakuはそういう人たちの溜まり場にしたい。傷ついて疲れた人が集まって少しいいことがあったら報告しあって、元気になったらたまに頑張って。

minyakuは思いっきり幸せになるような効果はないかもしれない。
でも明日、今日より少しだけ幸せに気づけるようになるようにと願って作っている。

minyakuを買った人には僕から細やかな呪いを込めています。

幸せになる呪いです。呪いって聞くと怖いけど、幸せになる呪いがあってもいいんじゃね。と思ってそう呼んでいます。

minyakuの封筒には僕が厳選した香水を振りかけています。この匂いを嗅いだら幸せになる呪いにかかってしまうんです。胡散臭いよね。信じなくていいよ。

でも匂いには本当に拘っている。

都会の交際3年目の恋愛の香りとか、
雨上がりの香り、
お風呂上がりの優しい香りもあるし、
都会のコンクリートのような冷たくて凛々しく美しい香り、
ただただ甘くて優しい香りなんかもある。

暇さえあればいろんな香水屋さんに足を運んで、値段がどれだけ高くてもみんながハッピーになれるような香水があれば手に入れて、早く嗅がせたいなってワクワクしている。(もう10万円以上課金している汗)

ちなみに2021年1回目香りは「雨上がりの優しい香り」です。目っっっっっっっちゃいい匂いです。楽しみにしててください。


ごめん話が長くなったね。まぁいいや。というわけで最後まで読んでくれたみなさんに、精一杯のありがとうを伝えます。


本当にありがとう。

きみの期待に応える気はさらさらない。でももし、このnoteを読んで「勝手に救われてくれたら」それはとてもハッピーなことなので最高に嬉しいです。


愛してるぜ。


アル中より。



ーー

リスナーへ。

まぁ、でも動画投稿自体は好きなのでまた帰ってくるよ。案外明日には帰ってきたりしてね。「ちょっと遅れてクリスマスプレゼントで〜〜〜す」とか言っちゃったりして、また怒られて、でも誰かに喜ばれたりして、

そんな人生を送れている僕は多分、なんだかんだめっちゃ幸せなんだな。

ありがとうね、いつも本当にありがとう。

大好きだよ

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