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リュートよもやま話

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#古楽

リュート奏者に楽器は何台必要?

演奏のお仕事の依頼を受けた際に、いろいろやりとりをしたあとに、 「で、結局私はどの楽器を…

坂本龍右
2年前
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リュートの現代曲の演奏について

私が専門としているのは、主としてヨーロッパのルネサンス時代(15世紀後半から16世紀全般)の…

坂本龍右
2年前
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2021年を締めくくるリュート曲

まもなく今年も暮れようとしています。 自分にとって2021年は、決して大げさでなくて、 フラ…

坂本龍右
2年前
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リュートのデュオ、トリオ、カルテット、さらには・・

気がつけば、11月も終わろうとしています。ということは、そこからは一気に年末へ突入の気配。…

坂本龍右
2年前
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「リュートの楽譜は数少ない」?

先日の日経の記事で、たまたまこんなのものを見つけました。 https://www.nikkei.com/article

坂本龍右
2年前
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リュート・タブラチュアの世界

「普段リュートを弾くときには、どんな楽譜を使っているのですか?」 「そもそも、リュートの…

坂本龍右
2年前
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大注目のリュートの楽譜群がオークションに!

パソコンの故障その他いろいろありまして、しばらく記事が更新できずにいました。 久しぶりの投稿は、とてもホットな話題です。 みなさんは、サザビーズ(Sotheby's)というオークション会社をご存知でしょうか?頻繁に利用される方でなくとも(!)、一度は名前を聞かれたことがあるかもしれません。 サザビーズは、1744年に英国で操業を開始した世界最古のオークション会社です。 現在ではロンドンとニューヨークに拠点を構えていて、インターネットを利用したオークションの草分けでもありま

フランチェスコ・ダ・ミラノの誕生日に寄せて

去る8月18日は、フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497~1543)の誕生日でした。 この人物のこと…

坂本龍右
2年前
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リュートのアレゴリー(寓意)

ヨーロッパの絵画には、リュートが実に様々な場面で描かれています。 以前の記事でご紹介した…

坂本龍右
2年前
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空前の「リュート弾き語り」ブーム到来

「吟遊詩人の楽器」というイメージでしばしば紹介されることから想像できるように、リュートは…

坂本龍右
3年前
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「神」に挑むプロジェクトは後半戦へ

早いもので、7月になりましたね。 「神」に挑むプロジェクトということで、以前こちらの記事…

坂本龍右
3年前
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「リュート=難しい楽器?」について考えてみた

リュートという楽器に対する、ごくごく一般的なイメージとは、どんなものなのでしょうか。 最…

坂本龍右
3年前
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調度品としてのリュート

私事ながら、先週に誕生日を迎えました。 で、柄にもなく(!)家族に所望して買ってもらった…

坂本龍右
3年前
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超有名な「贋作」リュート音盤

いわゆる『カッチーニのアヴェ・マリア』として、広く知られた歌があります。 BGMとしていろんなところで流されているので、たぶん皆さんも一度はお聞きになったことがあるでしょう。 こちらが、オリジナルバージョンの音源になります。 作曲家の名前を知らなくても、「ああ、あの曲か」となるのではないでしょうか。 『16~17世紀のリュート音楽』と題された、このアルバムのジャケ写がカラヴァッジョのリュートを弾く人物像になっているだけでなく、作曲者とされるジュリオ・カッチーニその人も、だい