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ブライダルMC、はじめの一歩。

2021/12/12 自分記録no.78「悔しさが残る、デビュー戦でした」

昨日、ブライダルMCデビュー戦でした。
1年練習し続けて、ついに迎えた日でした。

デビュー戦には珍しく、夜の披露宴を担当させて頂きました。外にはイルミネーションが光っていて、とても幻想的な空間が広がっていました。

ラプンツェルがお好きな新婦さんでした。会場に流すBGMはラプンツェルの主題歌でしたし、会場から見える外の景色は、ラプンツェルで有名なランタンのシーンに似ていて、さらに劇団の方が演出でディズニーの歌を披露するなど、好きに囲まれた空間でした。お色直しのカラードレスも花柄で、これもラプンツェルをイメージしてかな?と思いました。お聞きしていないので真相は分からないですが。笑

50人くらいが参加してくださいましたが、そのほとんどが親族さんでしたね。

新郎さんはお姉さんお2人と腕を組んでご中座されたり、新婦さんの弟さんがサプライズでメッセージ動画を作ってきてくれたり、お亡くなりになった新婦さんのお父様からのお手紙もあったりと、ご家族愛に溢れた披露宴だったと思います。

本当に素敵な時間でした。


学びだらけでした…

心臓バクバクで声が震えるなんてことはなかったのですが、話すスピードが早かったと言われました。私自身は、ゆっくりゆっくりを意識して話しているつもりでしたが、全然だったようです。

スタッフさんの動きや、新郎新婦さんの動き、確認しているとは思いつつも、私のアナウンスを入れるタイミングが早すぎたり遅すぎたり、それで少し違和感のある時間が生まれたり。

1番難しいと思ったのは、曲合わせ。新郎新婦さんのご希望で、「サビから歩き出したい」というものがありました。その要望は2曲あったのですが、1:03とか、0:53とか秒単位。その秒数に合うようにコメントを入れていく技術が今の私には力不足で、上手くまとめきれず…

本当に学びだらけでしたね。


失敗を糧に、次へ。

今日録画していた、「サムライカアサン」というドラマを見ました。TOKIOの城島さんが関西のおばさん役を演じている、微笑ましい親子ドラマです。

漫才師を目指す息子が大会に出場するのですが、相方の友人が緊張して練習の成果を発揮できず、残念な結果になるんです。その息子に対して、城島さん演じるお母さんが伝えた言葉がグッときました。

生きていたら、失敗も後悔も反省も挫折もあるよ。けど、あったらあかんのかな?一回失敗したら、もう終わりなんか?一回の失敗を、その人の全てやと思ったらあかん。

婚礼デビューを終えたからこそ、この言葉は私の心に刺さったんだと思います。

私を労って!みたいな、そんな烏滸がましいことは全く思っていないですし、失敗したからその言い訳をしているように聞こえる方もいるんじゃないかな。

でも、そうじゃなくて。今の私は失敗を経験したからこそ、失敗した側の気持ちが、とてつもなく悔しい気持ちが痛いように分かるし、もし誰かが失敗したときには、こんな気持ちでいようって思ったんです。

一回の失敗で折れるほど、私の気持ちは弱くありません。長年思い続けて、やっとその舞台に立てるようになったんです。だから、この一回で諦めるつもりはこれっぽっちもありません。

必ず次へ活かします。


積み重なって、それが経験になる。

友人が言ってくれました。

きっと失敗じゃないよ、経験や。こっからの価値になってくぞ。現場にいたわけではないけど、きっとその時できることはしたでしょ。まずは、よく頑張りました。

この言葉を聞いて、悔しい思いがフラッシュバックして、泣きそうになりました。悔しくて泣くなんて、いつぶりだろう。あ、いや、でも最近そんなことありました。それこそブライダルMCのレッスン後、自分の不甲斐なさに号泣しながら帰ったことありました。笑

失敗ではなく、経験。

その経験を積み重ねて、成長していきたいと思います。幸せなことに、その経験でコメントする言葉の種類が増えていく、素敵な仕事に巡り会えました。

だから、私はちゃんと向き合ってこの仕事を続けていきます。今は目の前のことに必死だけど、これからコメントが変わっていく様子も見てみたい。もし私が、結婚して、家族が増えて、子供が産まれて、親になった時、私から出てくる言葉はどんなふうに変わっていくのかな。

経験を積み重ねて、より素敵な幸せな空間を作れる一員になれるよう、努力していきます。

私の個人的な決意表明です。自分を鼓舞するために、気持ちを残しておきます。もし迷った時、また後から見直せるように。

頑張ります。


おりょう☺︎

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