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温かい物語の中に、学ぶべきことが沢山ありました。

2021/4/13 読書記録no.29
「あなたに成功をもたらす人生の選択」
オグ・マンディーノ著(坂本貢一:訳)

この本は、結構前に読んだ本。

私はあまり洋書は読まないのですが、
読みやすいと、友人が貸してくれて、読んで見ました。

確かに読みやすかった。
洋書って難しいイメージがあって、
訳す人のクセもある気がしてたので、
なかなか手に取らなかったのですが、
この本で、少しだけ洋書のイメージがガラッと変わりましたね。

今日は、こちらの本をまとめていきます。


本について。

タイトルだけ見ると、
よくある難しいビジネス本・自己啓発本なのかな、って思いますが、
実は、物語。小説なんです、これ。

あらすじは、こちら。

生命保険業界で、トップセールスマンとして成功を極めた
マーク・クリストファーは、ある日、輝かしいキャリアを捨てて、
作家になることを志す。
息子たちの成長に突然気づき、家族を顧みることのなかった
それまでの「競争人生」に疑問を感じるようになったからだ。
社長自らの慰留を振り切り、会社を辞めたマークは都会を離れ、
家族とともに満ち足りた時間を過ごしながら執筆活動を続ける。
しかし、大手の出版社に送った原稿は繰り返し送り戻されるばかり。
経済的にも厳しい状態に追い込まれるようになる。
そんなとき、ある中堅出版社の社長が彼の作品に惚れ込み、
出版されることが決まったのだ。
作品はたちまち大ベストセラーとなり、彼自身も一躍「時の人」に。
雑誌のインタビューや講演などで多忙な日々が始まるが……。

愛を宿した選択の大切さ、
人間が持つ「選択の力」の偉大さを世界で最も多くの読者を持つ
オグ・マンディーノが描く自伝的物語。待望の文庫化。


心に残る、素敵な言葉。

P128 夢や目標を手にすることは、確かに素晴らしいことは違いない。
でも、それが本当に価値のあるものだとすれば、
達成するには大きな代価が必要になる。

血と汗と涙もまた、成功の公式を構成する重要な要素の1つ
P173 今後、自分の気分や感覚を、他のどんな人間にも全体に操らせない
P185 この世の中では、
価値のある物事は決して簡単には成し遂げられない。
P188 親が子供に残してあげられる最も価値のある遺産は、
幸せな思い出である。
P285 常に起こるべきことが起こるのだ。
そしてそれは、苦悩するものにとっては、避けられないことかもしれない。しかし、強い意思を持つものにとっては、自らが選択したことに等しい。


まとめ。

忙しすぎる主人公、
そんな中で家族との時間を犠牲にしていることに気づいて、
これからの人生を家族とともに過ごすという選択します。

オグマンディーノという作家を私は全く知らなかったですが、
こんな優しくて柔らかい物語を書く人なのか、と、
私はこの方の言葉のリズムが心地よかったので、
これからこの方の本を沢山読んでみたいな、と思いました。

きっと、訳した坂本さんも、
私にとって心地いいリズムを作っているんだろうな、と。

物語を通して、
自分の選択がどれだけ重要かを、分かりやすく、
でも、グサッと心に刺さるメッセージが散りばめられていて、
この本は、本当に素敵な本でした。

洋書は難しい、と距離をとっていた自分が、
少しだけ損していたな、と思います。
洋書を読む読まないも、「人生の選択」の1つ。

毎日は、選択の連続。

洋服を着るのも、ご飯を食べるのも、靴を選ぶのも、
テレビを見るのも、何時に寝るのかも、
全て全て、自分自身で「選択」している。

自分の人生が、自分にとって良いものになるように、
その時の1番最善だと思う選択をしていきたい、と、
この本を読んで、改めて教わりました。

読んだことない人は、ぜひ。心が温かくなります。


おりょう☺︎

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