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空っぽに見えてたけど、きっとすごく芯が強い女性だと思う。

2021/1/23 芸能記録no.24「川栄李奈の覚悟」

この記事は、3日前に見つけたものです。

主役じゃないけど、
たくさんの作品に出演しているのを見てきて、
「この子、AKBだったよね?」って思ってしまうほど、
演技の違和感がなくて、とても上手なんです。

「コウノドリ」では妊婦役で出てたし、
「俺たちがやりました」では今時のキャピキャピ女子で、
最近の「リモラブ」では、
ある意味フットワークが軽すぎて何を考えているか分からない系女子社員。
大河ドラマ「いだてん」ではカラフルな衣装を身にまとって、
auのCMでは、織姫を演じていて。

どの役も、川栄さんと共通する何かがあるんじゃないかと
思ってしまうくらい、そのくらい上手なんです。

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今日は、川栄李奈さんの記事をまとめていきます。


念願の朝ドラヒロインに。(記事全文)

2015年にAKB48卒業後、
数々のドラマや映画に出演してきた川栄さん。
なんと今年は大河ドラマへの出演に加えて、
念願の“朝ドラヒロイン”に挑むと、書かれていました。

昨年末、2021年度下半期の連続テレビ小説
「カムカムエヴリバディ」のヒロインを上白石萌音、深津絵里、
そして川栄李奈の3人が演じることが発表されました。
川栄さん自身が決定のお知らせを受けたのは、11月だそうです。

発表までの1カ月はすごく長く感じました。
実は、オーディション期間も長かったんです。コロナの影響で、
お芝居を動画で送ることもあったりして。
夏に書類を出してから最終審査まで4カ月くらいかかったんですけど、
そのあいだずっと緊張しっぱなしでした。
決まった時はもう、信じられないほどうれしかったです。


初めて朝ドラのヒロインオーディションを受けたのは、
15年の「あさが来た」。
まだアイドルグループAKB48に在籍していた頃で、同年8月に卒業した。

2次審査ぐらいで落ちました。
今思うと、「どうせ受かるわけない」と初めから
あきらめの気持ちがあったんです。
その後、AKBを卒業して「とと姉ちゃん」(16年)の
オーディションを受けたら、ヒロインはダメだったんですけど、
幸運にも脇役で出させてもらえて。

現場では、それまで経験したことがない濃い時間を過ごしました。
朝ドラは登場人物が成長していき、
それを長期にわたって演じる自分も一緒に成長していく感じがして。
共演者の皆さんが本当の家族みたいに
仲良くしてくれたことも忘れられなかった。そこからですね、
朝ドラヒロインってすごく大変だろうけど、
いつか自分もやってみたいと思って、
毎回オーディションを受けるようになったのは。

今年は大河「青天を衝け」にも出演する。
徳川慶喜の正室・美賀君を演じる。
大河への出演は、
「いだてん~東京オリムピック噺~」(19年)以来2度目だ。

「いだてん」の知恵は、
楽しく演じていれば大丈夫だったんですけど(笑)、
今回の美賀君は喜怒哀楽が激しく、感情のままに動くような人物。
台本を読んで「これは大変そうだな」と思いました。
所作だったり、せりふも京言葉だったりするので、
一から教わりながらやっています。

吉沢亮さん演じる渋沢栄一をはじめ、
今回の作品の登場人物はみんな“個”が強い。
でも、強さだけではなく、
それぞれの葛藤や揺れ動く心情も丁寧に描かれていて、
美賀君もいろいろな感情を押し殺しながら徐々に成長していく。
そこを自分なりに表現できたらと思っています。


■不安はなかった

かつてインタビューでアイドル時代について、
「歌やダンスにすごく苦手意識があって、苦痛だった」と
語ったことがある。
一方で、楽しいと感じられたのが「演じること」だった。

お芝居をやっていると、とにかく楽しくて。
私は小さい頃から楽しいと思えることしかやらない子で、
自分の感覚に素直なところがあるんです。

アイドルを辞めて俳優一本に絞ることにも、不安はまったくなかったです。「お芝居の仕事がなかったら、違う仕事を探せばいいや」
ぐらいの感覚でした。
私は運に身を任せるタイプ。自分の強い意志で、というよりは、
「どうせ運次第だよな」みたいな感じで生きていて。
とはいえ、卒業公演の翌日から舞台の稽古に入ったのは、
今振り返ってもかなりハードな経験でした。

AKB卒業後の初仕事は、1カ月後に開幕した舞台「AZUMI幕末編」。
初舞台で初主演という初めてづくしの一歩だった。
戦国時代に刺客として育てられた少女あずみの物語で、
かつて映画版では上戸彩が、舞台版では黒木メイサが主人公を演じた。

殺陣(たて)のアクションは大変だし、
せりふの量も多くて、不安すぎて全然ごはんが喉を通らなかったです。
自分として「完璧にやりたい」という思いがありました。
舞台って、稽古のなかで徐々にせりふとか動きを
覚えていくものなんですけど、それがすごい嫌で、
「一日でも早くせりふを全部入れたい!」みたいな精神状態でした。
あれをどうにか乗り越えられたのは、自分にとって一つ自信になりました。

翌年、前述の「とと姉ちゃん」への出演を境に、
俳優としてのオファーが急増する。

ありがたいことに、その時期はすごく忙しくて、
ワンクールで三つのドラマに出させていただいたりしたんです。
私はたくさんの役を同時に演じても全然平気なタイプなんですけど、
それでも今考えるとすごいスケジュールだったなと思います。

とくに印象に残っているのは、「僕たちがやりました」(17年)という
ドラマに出させていただいた時。
放送後に何十万人ってSNSのフォロワーが増えたんです。
当時は全然思わなかったんですけど、
そこが結構、自分のいい時期だったと思いますね(笑)。
CMも10本以上出させてもらったり。あの頃が一番波に乗ってました。

俳優としての躍進は目覚ましく、
18年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭では、
ニューウェーブアワードを受賞している。
だが、作品や役を選り好みすることなく、
「ただ目の前の役を必死に演じてきた」と話す。

本当に忙しくさせていただいた時期も終わり、
もう子どももいるので、
たくさんの作品に出たいという欲はあまりないんです。

だけど、「お芝居をしたい」と言ってアイドルを辞めた以上、
役者を長く続けていきたい。
主演ドラマをやったり、主演じゃなくても注目される脇役をやって、
その後1年ぐらい作品に出なくても、
また次もいい役を任せてもらえる人になりたい。

「売れている人」になりたいんです。
私はまだまだ出続けないとすぐにいなくなっちゃうので(笑)、
なるべくずっと作品に出て、
みなさんの記憶に残す作業をしているんですけど、
その必要がない人が「売れている人」。
自分もいつかそうなれたらと思いますし、
できれば30代前半で「売れたい」と思っています。


可愛い顔の、その奥にあるものとは。

小柄で、愛嬌があって、可愛くて、
アイドル時代も少しだけ知っていたので、
当時から漠然と、「なんか、アイドルっぽい子だなー」と思っていました。
(すごく簡単すぎる表現になってしまった。笑)

アイドルの頃は、
嫌な言い方になるかもしれませんが、
可愛いというだけでチヤホヤされて、頭の中は空っぽなんだろうな、と、
なんか、そういう風に見えていたんです。(ごめんなさい。笑

でも、違いました。

卒業して、結婚して、お子さんも生まれて、ママになって、
すぐ復帰して、いろんな作品に出て、
たくさんオーディションに挑戦して、その席を自分で獲りに行って、
きっと演じることが「好きだから」
ここまで貪欲になれるのかなと思います。

そして、
こんな可愛いのに「ママ」なのか…!って毎回ビックリします。笑

可愛い顔の、その奥には、
好きなことを追求したいという強い芯があるんだな、と感じました。

これからの活躍が、とても楽しみです。


おりょう☺︎

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