❤︎ 生きたいわたしは自傷する ❤︎
生きたかった。左腕の痛みも、うねる視界も、作業の嘔吐も、息をするためだった。忘れたかった。あの時のこと。あの頃のこと。昨日のこと。2時間前のこと。今のこと。なかったことにしたかった。記憶ごと全部グチャグチャになって、冷や汗で起きる日を減らしたかった。1錠1錠がわたしの命綱で、苦い錠剤がまるでわたしの記憶みたいで、割らないように溢れないように飲み込んだ。冷たい水で飲んでいるのに喉が熱かった。ジンジンと焼けるように流れる苦い記憶。ジンジンと腕が痛む度にほっぺたに流れるたすけて。た