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体は「思い通り」には動かない。

リモートワーク18日目。

体は思っているよりずっと不器用で、「思い通り」には動かない。

縄跳びにリフティング。あとは夜、スケートボードを少し。天気もよかったし、昨日一日、しばらくご無沙汰していたアクティビティにあれこれチャレンジしてみた。ここのところ、ジョギングにヨガ、ストレッチに筋トレと、リモートワーク以前よりずっと体を動かしていたのでちょっと自信があったのだけど、結果は惨憺たるものだった。二重跳びゼロ回。リフティング15回。スケートボードに至っては曲がるたびに転びそうになるくらいで、まるで生まれたての子馬のようだった。

体が全く動かないのだ。正確に言えば「自分が思うように」体が動かない。例えばリフティングなら、足のどこに、どのくらいの強さで当てたらいいのかはちゃんと理解しているつもりなのだけれど、イメージ通りに体を正確に動かすことがとても難しい。現実とイメージとのギャップが恐怖で、あちこち無駄に力が入るから、余計にギクシャク。

そうか、なるほど。スポーツが得意な人は、瞬発力や筋力といったベースの能力よりもきっと、自分が思ったイメージ通りに体をあやつる能力が高いってことだ。あらゆるアクティビティは、日常生活とまったく違った体の動きが求められる。それを最初からスムーズにできる人はひとにぎりの天才だけで、ほとんどの人は繰り返しのトレーニングによってのみ、そのような「新しい動き方」を獲得することができる。だから一流の選手になればなるほど、日々、基本の動きをしつこいほど繰り返ししてるのか。自分の「イメージ」と「体の動き」が完璧に同調しているかどうか確認しているんだね。

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「編集力」というスキルにおいても、同じことが言える。例えば僕は、近頃プランニングやディレクションを担当することがほとんどで、自分で文章を書く機会が圧倒的に減っているのだけど、そうなるとインスタグラムの50字程度のキャプションを考えるだけでもかなりの時間がかかってしまう。文章を書くのは好きだったはずなのに、脳がなかなか「文章を書くモード」にフィットしないのだ。

そういう意味では、毎日noteに文章を書いていることがリモートワークをする上で意外な効果を発揮している。朝起きてジョギングや筋トレをして体が目覚めても、それだけではまだ「編集脳」は寝ぼけたままだ。そこで家に戻るとすぐにこの文章を書くようにしているのだけど、そのプロセスを踏むと、仕事を始める時にとてもスムーズに「編集脳」にスイッチできるのだ。

さらに、ここで書いた文章は社内のグループウェアのタイムラインで発信しているのだけれど、その「小さな緊張感」も、思考を「いいアイドリング状態」にするのに一役買っていると思う。「試合」に近い感覚かもしれない。誰かに見られている、という緊張感とワクワク感が、モチベーションを上げてくれる。

とりあえず当面の個人的な目標は、リフティング50回だね。

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