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サラリーマンが本を出版するための3つのポイント

今回のテーマは、「サラリーマンが本を出版するための3つのポイント」です。

私が、人生で初めて本を世の中に出版できたのは、2018年9月。

今から、ちょうど3年前のことです。

当時、出版することが決まった時点では、Yahoo! JAPANのCS部門で人材開発の仕事をしていて、発売のタイミングは人事に所属していました。

ビジネス書をたくさん読んでいた私にとっては、自分が書いたビジネス書を出版するというのは、ある意味、夢のような出来事です。

会社員で本を出している人なんて、周りに誰一人としていなかったからです。

しかし、夢を実現することができました。

今回は、サラリーマンが本を出版するための3つのポイントをお伝えしたいと思います。

ポイント1:プロ・専門家になっておく

本を出版する場合、自分の書きたいことが書ければいいですが、まずは、書きたいことが
見つからない場合は、自分の強みを見つけ、それをプロ、専門家のレベルまで引き上げておく必要があります。

私は、よく研修とかで、1つのスキルを徹底的に極めることがとても重要だと話をしています。

徹底的に極めるとは・・・


その分野について、誰にも負けないレベルで身に付けるということです。

誰にも負けないレベルというのは、例えば、クレーム対応であれば、クレームについては、○○さんに聞けばいいよ!と周りから言われるレベルです。

どれくらい勉強すれば良いかですが、その分野の本は、全て読むことはもちろんのこと、セミナーにも参加して、勉強します。現場でもそれらを実践して、自分なりの知見やノウハウをためておくことです。

よく、どれくらいで知見ってたまりますか?と聞かれるのですが、およそ3年〜5年頑張れば、知見をためることができると思います。

私は、問題解決については、ソフトバンクで教えたり、Yahooで教えたり、また、現場での実践したりして、5年くらいで知見がたまりました。

ちなみに、出版社の編集者も例えば、私の書いた「世界一速い問題解決」の時も、他社から出版されている問題解決の本は全て目を通されてましたし、時折、質問されることがありました。そこで答えられないと、その分野については、極めたとは言えないのかもしれません。当時は、たくさん本を読んで、勉強しておいて良かったと当時は思ったものです。

類書と差別化できるかどうかも見られていると思います。似たような本があれば、必要ないからです。

ポイント2:準備しておく

本は、企画書、特に目次が命です。

企画書は、大きく分けて8つの項目を押さえなければならないのですが、そのうちの一つが、目次です。

本の原稿を書いていく時も、この目次を参考に組み立てていくので、とても重要になります。

また、商業出版(自腹で作る自費出版は、本屋さんに流通することはありません)の場合、本を買ってくださる人は、目次と最初の方のページを読んで、購入を決めたりするので、目次はとても大切なのです。

あなたも本を買う時に、目次や最初の方のページをパラパラと見るでしょ!?

私は、本の企画書を見たことがなかったので、師匠の諏訪さんがダイヤモンド社から出した時の企画書を見せてもらい、それを参考にして書きましたが、出版を考える場合には、企画書を事前に準備しておくことです。

私は、ラッキーなことに出版社から声がかかり、2冊本を書くことができました。

1冊目の「世界一速い問題解決」は、自分の企画書を準備して、出版しました。2冊目「実は、仕事で困ったことがありまして」は、出版社の編集者が書いた企画書で出版しました。

本を出版したいと思っている人は、世間にはたくさんいます。

けど、ほとんどの人は出版できません。

その理由は・・・

準備、つまり、企画書などしっかり準備していないからだと思っています。

本を出せる人というのは、企画書を作成していたりなどして、日頃から準備しているのです。

本を出したいと思っていても、企画書を準備している人は実は、ほとんどいないのです。

編集者と打ち合わせを何度もしましたが、そこで感じたのは、目次をとても見ていましたので、やっぱり目次は重要だと思います。

ポイント3:ネットワークを広げておく

最後のポイントは、ネットワークを広げておくです。

本の出版社の編集者は、本を書いてくれる人を常に探しています。ただ、その編集者と知り合うことは普段、職場で仕事をしているだけではないと思います。

私もなかったです(笑)

じゃあ、どうすればいいかというと・・・

日頃から外部とのネットワークを広げておくことです。

私の場合、諏訪さんが、企画書ができたら、ダイヤモンドの編集者を紹介してあげるよと言ってくれていました。
結局、ダイヤモンド社には話することはなく、ソフトバンククリエイティブから出すことになったんですけどね。

私は、ソフトバンクでも仕事をしていたので、そうやってネットワークを広げておいて良かったなと今も振り返ってみても、そう思います。

本を出そうと思ったら、ネットワークが必要です。

どんな所でネットワークが役に立つかというと・・・

出版社にコネのある人、企画書についてアドバイスをくれる人、本を書いたら原稿を読んでアドバイスくれる人、発売の告知してくれる人など、出版にはいろんな方のサポートがあって、実現できるのです。

よーく、社内を見渡してみてください。

社内にそんな人いないでしょ(笑)?

Yahooにも当時、6000人くらいの社員がいましたが、そんな人は、誰もいませんでした。

だから、ネットワークを広げておかないと、そんなサポートすら受けることができません。そうなると、いくらすごい企画書ができたとしても、永遠に日の目を浴びることはないのです。

ネットワークを広げるには、広げようと思う強い気持ちと行動が必要です。

私は、本を出すことで、ある意味、人生が変わりました。

というか、出せて、本当に良かったと思っています。

周りからの信頼度も上がりましたし、本が名刺代わりにもなりました。

また、本を書くという経験が人生の中でできたのも、本当に良かったと思います。
編集者と作り上げていく過程もすごく充実してました。なんか、学祭を作り上げていくイメージで打ち合わせもすごく楽しかったです。

家族も出版した時は、尊敬の眼差しで、私のことを見てくれたりしますし、両親もとても喜んでくれました。そして、子供が本屋で私の本を見つけるとすごいびっくりしています ^^

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