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RSGT2023参加のふりかえり

去年に引き続き、今年もRegional Scrum Gathering Tokyoに参加することができました!
転職直後にも関わらず、アジャイルに関しての知識や経験に期待して頂き、業務時間で参加することができました。チームの皆様に本当に感謝です!

自己紹介

webデザイナーからキャリアを始めて、フリーランスでUIデザイナーやUXデザイナーをした後、会社所属時にスクラムマスターに社内転職。チームにアジャイル導入を試みました。現在は会社を変え、改めてUXデザイナーをしています。

自分がやったスクラム導入の試みについては、主にQiitaに書き残しています。 

自分のことはこのぐらいにして、RSGT2023、とても濃かった!いろいろ振り返っていきます

見た登壇

講演タイムテーブル

https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2023/schedule/

day1

・Five Practices for Building Software with Scrum David Bernstein
・大規模ゲーム開発におけるリモートモブワークの導入事例
KEiji Kikuchi
・アジャイルな組織改善 〜手法とマインドセット〜 Kotoe Ishige
(その後30分ほど品川アジャイルラジオ生放送を見たり、ブースを回ったり、ご挨拶をしたりさんぽタイム)
・チームのパフォーマンスを引き出す、ワクワクするプロダクトゴール/OKR Ikuo Odanaka
・[招待講演] どうすれば新しいアイデアが生まれるのか Shinpei Takahashi

day2

・The Agilists’ Emerging Superpower and Our Planetary Challenge Lyssa Adkins
・Living Management -Good bye Scrum, Hello Semilattice- kyon_mm, Daisuke Kasuya, Gota Miyazaki
・だったら WF でやればいいぢゃない! 〜 ところでホントに WF をご存知ですか? 〜 Yuichi Tokutomi
・「私考える人、あなた作業する人」を越えて、プロダクトマネジメントがあたりまえになるチームを明日から実現していく方法 Mori Yuya
・「笑顔の合意」のテクニック - 噛み合わない会話と対立を克服するための、エモさを排した実践的なスキルと技法 - Hiroyuki Ito, Shigetaka Kumagai

day3

・OSTを120%楽しもう‼︎ 誰でも簡単に実践できるtips教えます。 Shuichi Matsubara
OST開始後
・耳栓つけてお話しましょう ふじえもん (二枠連続参加)
・デザイナーはスクラムチームとどう関わる?みんなの現場ではどうしているか教えて! ツカ(私), Satoshi Harada
・デザイナーがスクラムやアジャイルを知ると、組織的・キャリア的に何が嬉しい? ひろみつ

セレクトするにあたってのコンセプト

今年はコミュニケーションにフォーカスした登壇をメインに聴講しました。

去年はスクラムマスター始めたばかりで右も左もわからない状態だったため、プラクティスにフォーカスした登壇が興味の範囲でした。

何が違うかと言えば、去年と自分のロール、環境が変わったことにつきます(スクラムマスター→UXデザイナー)。
現在のチームでも、自分のアジャイルの経験知識に関しての期待はかかっているのですが、そこがメインのロールではないため、プラクティスよりもその周り〜組織構築・コミュニケーション・プロダクトマネジメントに関しての話が見たいという思いが強かったです。(知っている方の話が聞けるのでそういう登壇も見ました)

印象に残った登壇

「笑顔の合意」のテクニック - 噛み合わない会話と対立を克服するための、エモさを排した実践的なスキルと技法 -
伊藤さん、熊谷さんによる、アンガーマネジメント・NVC・マインドフルネス+実践例のお話。

個人的な経験ですが、過去、チームの中で自分も相手もイライラしちゃうディスコミュニケーションがありました。直接原因ではないですが、転職を考えるきっかけになったことでもあった。これからの人生でも必ずあるだろうということで参加。

コアビリーフ、ニーズなど、それぞれの思いをキャッチするためのフレームワークが紹介され、それを実践する為の、感情と思考を切り離す練習法としてマインドフルネスが紹介されました。

お話を聞きながら、上司のコアビリーフを掴むムーブというのはできていたな、と思う一方で、自分自身のコアビリーフを蔑ろにしてしまっていたことに気付きました。

そしてもうひとつはふじえもんさんのOST 耳栓つけてお話しましょうでした。
タイトル通り、耳栓つけて話す。集まった皆さんで話したり、感触を教え合う感じ。
先ほどのコアビリーフ、ニーズの話で自分のコミュニケーションについてふりかえったわけですが、ここでも同じく自分のコミュニケーションについて気付かされることがありました。

↑からのツリーに全て書いてあるんですが、感想など色々書いていくと

・目で口が動いてるの確認しないと誰が喋ってるかわからない
・オンラインmtgの同音量同スピーカーから声が出てくる状態と感覚が近かったかも
・いつもより話者に対して集中しないと、何言ってるのかまったく理解ができない、興味が出ない
・これを経た後、帰り道で雑踏を歩いたときに全てが声として認識されて非常にうるさく感じた。制限された体験によって、普段の感覚が敏感になった
・聞き取れる情報がいつもより断片的で、その断片をつなげる為に、想像力をいつもより強く働かせる必要があった

結果、身につまされるような思いになったんですよね。
そうしたときに、相手に対する想像力や配慮をいつもよりも強く働かせてコミュニケーションするというのは、アンガーマネジメントやNVCの話と接続できそうに思えたのでした。

そんなわけで、今回の僕のフォーカスは圧倒的に「チームコミュニケーション」をどうしていくかについて集約されていたのをあらためて感じたのでした。

OSTもやりました

一日目終了後、Satoshi Haradaさんと夕飯して意気投合。
福岡プロポーザルを共同で書こう!という話になりました。めっちゃギャザってる感触が嬉しかった!!

それならと、OSTでそのテーマの前身となるネタだしができるといいねってことで、手をあげてきました。

タイトルは「デザイナーはスクラムチームとどう関わる?みんなの現場ではどうしているか教えて!
Haradaさんは社内アジャイルコーチとして活躍されており、自分はデザイナー。お互いの課題というか疑問として

・デザイナーってどんなふうに関わってくのが良いのかな?
・この関わり方はやりやすかったですよ
・デザイナーってチームのエンジニアに対して数少ないから兼任しがち
・兼任でもその方がやりやすいこともあるよね
・でも兼任で一杯一杯になってる人もいる

などなど、試行錯誤するもお互い、これと言った答えが出せなくて、そのときに「他のケースも聞いてみたい!」となって、このOSTにたどり着いたのでした。

実際盛況で、多くの人が集まってくださったんですが、自分のファシリテートも稚拙だったもので、うまく回すことができず、面白くなってきた辺りで終了時間となってしまいました。
なので今年はいろんなとこでOSTやったり、自分でOSTする機会つくって練習したいと強く思った次第です!ファシリうまくなりてー!!!!

あと、付箋はったシートを撮り損ねてしまった…ので、もし写真お持ちの方いらっしゃいましたら送ってください…おねがいします!!

今回のOSTを台にして、これから来週にかけてプロポーザルを仕上げていきます!

最後に感想

もうこれに尽きるんですが、冗談抜きに今年は50人以上の方とご挨拶させて頂きました。
去年ここにきていなかったら、今の自分のいきいきとした日々はなかったと確信できます。

RSGTを勧めてくれたのは自分にスクラムを教えてくれた元上司なのですが、その方もオンラインで参加していたので、久しぶりに会おうということで、三日目終了後にご飯して、ふりかえりしてきました。

今までの流れを振り返りつつ、やっぱり変化することの面白さを一度知ってしまうと、変化しないことに耐えられなくなっちゃうんだなーっていうような話をしました。RSGTでも最後のプログラムで話がありましたね。

今年もどんどん、変化に対応していきいき楽しくすごそうと思えた三日間でした!来年も行くぞ!


ついでに自分を追い込んでおく


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