ミャンマー出張記①
さて、、今年も残すところあと1ヶ月。
12月1日に正社員1名とパート2名が入職した。
我が社は夢の伴走者たるメンバーを募集しそして採用し、新たなフェーズに入る、という門出の日。
しかし私は会社にいない。
そもそも日本にいない。
今はとある国にいる。
もったいぶってもしょうがない、今私はミャンマーにいます。
9月頃、クライアントの社長2名と食事会、ミャンマーでビジネスしている私も知っている知人が一時帰国。
「ミャンマー行ってみたいです」
私は基本的に保守的である。
1人でチェーン店以外の店に入ることは極力しない。
ビールもクラフトよりもキリンの方が好きである。
海外も韓国台湾は行ったことがある、しかし、カンボジアやベトナムなど「行きましょうよ」、という話があっても行かなかった。
会社員だったというのが一番大きいが、なんか怖いし…、食べ物当たりそうだし…、パクチーまみれの料理出てきそうだし…、ウォシュレットなさそうだし…、など行かない理由をつけて避けてきた。
なぜ、
「ミャンマー行きましょうよ」
と言ったのだろう。。
「楽しみたい」、ともちょっと違う。
「勉強したい」、ともちょっと違う。
何か自分の価値感が変わるのでは、そんなぼんやりとした理由で発した言葉だと思う。
お酒の勢いもあり、他の社長も同意してくれた。
本当にいくのか…、と私が一番不安に思いながらも迎えた12月1日、セントレアに私含め3人の社長が集合。
11時にセントレアからまずタイへ、そこからトランジットしてミャンマーのヤンゴンへ入る、という流れ。
無事16時ころ、タイの空港へ到着。
さて今回の予定表を見て見ると…19時発だ。
3時間長いねー、まあ仕方がない。
他の社長とビールを飲みながらゆっくり過ごす。
タイの空港は本当に広い。
セントレアの数倍あるのではないか。
16時50分、同行の社長がふらっと乗り換え便の番号を掲示板に見に行った。
「あれ?まだ19時からの便、搭乗口表示されていないねー」
「そうですか?」
私も見に行く。
19時10分出発とか20分出発とかの別航空の便が表示されているのになぜか19時からのタイ航空の表示がない。
あれ?
もう一度航空券を見る。
あっ、ヤバい。
17時10分出発になっていないかこれ?
そういえば日本時間と時差は2時間、日本時間はそろそろ19時。
寒気がしてきた。
恐る恐る17時出発の欄に目を向ける。
17時10分タイ航空ヤンゴン行き!
あった、見つけてしまった。
しかもfinishと書いてある。
終わった、やってしまった。
いやあと10分ある。
ただEという搭乗口がどこにあるの?
広い広いタイ空港、反対側じゃん、E搭乗口。
10分で着けるのか?
とりあえず事情を説明せず、
「走ってください、ヤバいです」
とだけ同行者に伝える。
私が先に走る。
走る走る。
10分走り見つけたE搭乗口。
「ジャパニーズ?」
空港職員の声がする。
我々を探していたっぽい。
「ジャパンジャパン!」
急いでパスポートを提示。
私は何とか到着。
「フレンドは?」的な英語で話しかけられる。
「カミングスーン」
合っているかどうか分からない英語で答える。
5分後2名の社長到着。
「サンキューサンキュー」
空港職員に本気のお礼。
汗だくのアラフィフ社長2名。
こうして波乱万丈のミャンマーに向け、飛行機が飛び立った。
次へ続く。
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