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経営セミナー受講記⑧-1「年収600万で募集していたが、500万で良いよと応募者から言われたら?」

睡眠は税金だ。適切に納めなくてはならない。
現在月一回通っているセミナー仲間が言っていた言葉。
このnoteでも書いたように木曜から滞納気味。
そして税金滞納のまま金曜日そのままセミナーへ。
税務署から追われながらの授業、なかなか集中できない。
ガムと飴を駆使しながら立ち向かう。
自分もセミナー講師やっているので分かるんですよね、この人眠いんだろうなっていう様子は。
そのまま堂々と寝る人もいれば、私のように何とか目を覚まそうと必死な人もいる。
そんな睡魔と戦いながら今月のセミナーの学びを共有していきますね!

今月は人事系の話。
まずは採用の話。
講師からこのような問いがあった。
「競合他社との比較をし、年収600万で営業マンを2人採用しようとしていたとする。最初に面接にきた人が凄く優秀だったので採用を決める。その人に希望年収を聞くと500万だという。さて、年収をいくらにするのか」
という問い。
受講者の1人の回答は
「520万くらいにします。600万まで払うつもりでいたので本人希望に+20万する形を取ればお互いウインウインかなと思います」
私も同じような発想かな。
講師が言う。
「そういう考え方もある。では続き。2人採用しようと思っているのでもう1人採用しなければならない。その後面接に来たのは最初採用を決めた人よりも少し能力は劣る。でも悪くはない。その人の希望年収は600万。さてどうする?」
「困りますね、他の人を探すかもしれません」
「そうなんだよ、500万で優秀な人が採用できてしまったばかりにその他の人が採用できないという状態に陥ることがある。それは一瞬得したなと思うかもしれないが、長期的に見ると不幸になることの方が多い」

なるほどねー。
以前、支援していたクライアントの介護施設。
施設長の方は10年以上勤務している50代女性。
統率力もあり、現場職員からも利用者さんからも人気が高い。
社長もその施設長にまかせっきり。
施設長の右腕として働いている3年目20代後半の男性がいた。
その男性も非常に優秀だが、まだまだ施設長には及ばないかなという評価。
その男性から社長に相談があった。
「今の仕事、非常にやりがいがあるのですがどうしても給与が足りません。何とかならないでしょうか?」
社長から私に相談があった。
「何とかしてあげたいけどこれ以上彼の給与上げると施設長の給与を超えてしまうからね…」
聞いてみると施設長の給与が月額25万程度、彼女は昔から給与で文句を言ってきたことが無いという。
その為、その施設全般的に給与水準が低い。
職員定着率が高く、安定した利益が出てきている。
最近になって退職者が出て、求人掲載を行っても全く応募がないという状態。
なぜならば他施設よりも給与が安すぎるから。

「昔からこの給与でうちの会社は行っていますから」

他施設や他業種もウォッチしながら給与体系を変えていかないと埋もれていく良い事例。

今回のセミナーはまだまだ学びが深かったので全3回にわたって記事にしようと思います。
眠たかった割にはしっかりと学べているな自分。
自分の気づきを書き留めた紙の文字が読めない箇所もあるが、復習で挽回したいと思います!

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