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比較対象がないと価値が判断できないよ~後編~

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。先週の記事の後編というか続きの話です。
前編はこちら↓

1ヶ月ほど前、ある経営者に食事のご招待をいただき、ちょっとイイ創作フレンチを食べてきました。
最初は生ビールを飲み、その後はソムリエが提案して来るワインをいただく事に。
ソムリエが3本ワインを持ってくる。
「1つ目はフランス産のワイン、しっかりとした味で重みがあり‥2つ目のワインはチリ産でこちらはフルーティーな酸味で‥3つ目のワインはドイツ産で‥(内容は覚えていないので適当です笑)」
最後にソムリエがお値段の説明。
「1つ目が8000円、2つ目が9000円、3つ目が10000円になります」
その経営者、
「じゃあドイツ産でお願いします」
「かしこまりました」
ソムリエの人が側を離れた。

私がその経営者に質問。
「ドイツ産のワインお好きなんですか?」
「いや、まったくワインわからない。だから一番高いのにしただけ。高ければそれなりに美味しいだろ?」
豪快で素直な人です。
確かに私もワインは全く分かりません。
グラスワインでも本日のグラスワインというのがあり、だいたい3種類おいてある。
その3種類の中でだいたい真ん中の価格のものを選ぶね私は。
一番高いのは嫌だし一番安いのはケチだと思われるのは嫌だしね、これぞ日本人という選び方です。

ワインの値段ってその店の全体的な価格によって大きく変わりますよね。
サイゼリヤみたいなところは別として、グラスワイン500円程度の所は安め、700円程度が普通、1000円超えてくると高級店かな、と私の中で思っている。

自分の中で比較対象があるから価値が判断出来る。
正しい正しくないではない、比較するから意思決定できるのだ。

昔、費用対効果が良い居酒屋探しというのを20代後半の頃やっていた。
どの居酒屋に行っても美味しく感じてしまう私、とはいえ効率的に食事を楽しみたい私。
枝豆の価格って200円の所もあれば400円の所もありますよね、だけど2個も3個も頼まないのでまあまあそこは私のお得な居酒屋判断基準には入りません。
私が判断していたのは瓶ビールの価格。
生ビールではないよ、瓶ビール。
生ビールはジョッキのサイズやジョッキの分厚さとか店それぞれ違いがありすぎるのであまり私は注文しない。
まず瓶ビール、これ、中瓶が出てくるのが普通だが、大瓶が出てくる店、私は大好き。
瓶ビール(大)と書いてある店ではなく瓶ビールとしか書いていないのに大瓶が出てくる店が好きなんです。
中瓶と大瓶で量が133ml違うお得感を非常に感じます。
また瓶ビールが500円の店、だいたい550円、600円、するのが普通。
500円でも550円でも注文しちゃうじゃん瓶ビール、しかしビールは仲間4人でお店に行くと10本近く注文していた当時は500円で提供し続けてくれる店、こういう店はまた通いたくなります。
当然、値段だけでなく雰囲気というのも考慮していましたが私の中では瓶ビールの価格が一つの比較対象の指標だったわけです。
最近は単品飲み放題の店が多くなりましたので、あまり瓶ビール価格では判断しませんが。

という事で人は何かと何かを比較して相対的に善し悪しを判断しているんだよ、という事が言いたかったことです。

皆さん、マネジメントもそうなっていませんか?

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