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はじめて会った女性2人のコントラスト

皆様、おはようございます。

ミャンマー出張記は書きたいことがまだまだありましたが、日々の気づきも溜まってきたので一旦前回で終了、また、通常記事で入れるかもしれないのでお楽しみを。

先日、ある交流会に参加。
私の目の前には2名の初めましての女性。

1人目の女性に名刺を渡す。
見た感じ30代前半かな?
「私まだ名刺無くって…」
そうなんですね。
「6月まで包括支援センターでケアマネやっていましたが、独立しようと思って辞めて、今フリーです」
「居宅介護支援事業所を立ち上げるってことですか?」
「いえ、包括っていろんな事例の利用者さんやその家族を見ないといけなくて…それで、大変だと言い辞めていくスタッフも多かった。包括だけではなく、介護業界で働く人向けのメンタルヘルス研修のようなものを売っていきたいと思っているんです!」

確かにね、包括支援センターって本当に大変だと思う。
介護保険や総合事業でいろんな絵を描いた厚労省、
「これどのサービスに入るんだっけ?」
「うーん、どこにも入らないから包括で!」
という会話があったんじゃないかと思うくらい通常業務に「その他」の仕事が加わっているよね。

今は商工会議所のセミナー等受けているようで開業準備中らしい彼女。
「事業計画とか全然分からないので1つずつ勉強しています」
「失礼ですけど、どうやって今は生計を?」
「知り合いがキッチンカーでカレーパンを売っているのでそこでアルバイトしていますよ。」

包括辞めて、カレーパン売りながら勉強している、健気じゃないか。
応援したくなるね。

「またいろいろ教えてください!」
「私で良ければいつでも!」



その隣に別の女性が座っていたので名刺交換。
50代前半、それくらいだろうか。
その方は介護施設の利用者向けにマッサージやリラクゼーションを提供するサービスを行っているとのこと。

「いろんな団体がありますが、私の所属している〇〇協会は日本で一番古い団体で…今やらせていただいている利用者さんは本当に喜んでくださって…もっと多くの利用者さんに届けたくて…」
「なるほどなるほど素晴らしいですね、今どれくらいの人数やられているのですか?」
「実はまだ数名でなかなか増えないんです。どうしたら増えますか?」

ぐいぐい一方的に話す方だなあ、という印象、焦りすら感じる。

一応、介護施設に詳しい、で売っている私なので本質的な質問をぶつけてみる
「介護事業の経営者や施設長に営業行くんですよね、その人たちには〇〇さんのサービスってメリットありますか?」
「利用者さんが喜んでいただけるので。あとスタッフさん忙しくて利用者さんと関われないので私たちが関わってその情報をフィードバック出来ます!」
「で、経営者さんのメリットは?」
「私達が忙しいスタッフさんに代わってマッサージとかお話しとか聞いてあげられるので評判が上がり、入居者が増えると思います!」

「本当ですかね?」
と言いたかったけど、交流会で初めましてだしお酒もお互い入っているし、このあたりで話を終えた。

「またいろいろ教えてください!」
と言われ
「私で良ければいつでも!」と答えたが、あまりアドバイスしたくないな、という直感。

私がセミナーを受けていた講師(コンサル)が言っていた言葉を思い出す。

「無料で教えてくれという人は自分を肯定してくれという気持ちが強く本質的な指摘をすると反発するし受け入れない。
一方、お金を払うから教えてくれという人は変わろうと思っている人だから、本質的な指摘をすると、気づきを得られる。
俺は無料で相談受けるのを止めた。お互い時間の無駄だから」

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