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「人が育たない」と言っている経営者への提案

GWだった方も、通常通り仕事だったよという方も、皆様、おはようございます。

あるクライアント様の話。
施設を数か所運営し、本社機能が別にある、そんな運営形態。
施設の職員さんが施設の事務員さんにこう言ったという。
「本社はGWがあっていいですよね、私たちは連休中も仕事なのに」
事務員さんはこう言った。
「そうですね、でもGWを逆算して仕事をしないといけないので本社も大変だと思いますよ、GW出勤してはいけない決まりなので」
この事務員さん、非常に視野が広い。
どちらが大変?どちらが偉い?ということではなく、仕事の仕方が違うんだよ、という話。

別の会社の話。
エリアマネジャーと施設のリーダーとの会話。
「マネジャーはいつも仕事忙しそうですね。休みとかはあるんですか?」
「休みはほとんどないねー、昨日もある施設行って事務処理していたしね。その後、会食があったので寝たのは2時くらいだよ」
「大変そうですね、自分は到底マネできない…」
このマネジャーが仕事に多くの時間を割いていることは分かるが、この話を聞いたリーダーはどう思うだろうか。
マネジャーになりたいです、と思えるだろうか。
残業が多い会社、休日出勤が多い会社、これは上司が積極的に残業し、休日出勤していることが多い。
上司は残業をし、タスクを処理するのではなく、なぜそのタスクが残るのか、現状の戦力で時間内に処理できるようにするためにはどうしたらよいのか、戦力が足りないのならばどのくらいコストをかけ、処理できるようにするのか、そのためには他の経費と下げるのか、売上を上げるのか。
こういうことを考えなければならないはずだが。

こういう上司は実績を出してきた上司、というよりは昔から働いているからという事で上司になっていることが多い。
昔ながらのやり方で新しい意見に対しての適応力が乏しいことが多い。

新しく入って来た職員からすると、何でこんな非効率なことをやっているんだろう、と疑問に思う人が8割。
その8割のうち、2割くらいは業務の改善提案を上司にする。
そして上司に
「この施設にはこのやり方が合っているんだよ。他の施設のやり方を押し付けられては困る」
と言われ退職。
他の6割の職員は
「この施設のやり方は古いなー、他の施設を早く探そう」
という事で、
「主人と相談して働き方を変えなくてはいけなくなったので…」
「親の介護が必要になったので…」
など何らかの理由をつけて退職。
そして上司の働き方に対して疑問に思わない2割が残っていく。
その2割は上司を見ながら同じような働き方をする。
そして新たに入ってくる職員に対しては同じような指導をする…。
よって現場は変わらない。

「なかなかいい人財が入ってこないし育たないよね‥」
と頭を抱えている経営者の方が多いと思う。
たぶんですよ、昔からいる右腕だと思っている人、そこが課題だと思いますよ。
昔から支えてくれた人ですよね、なかなか言いづらいですよね。
ただ、その方よりも優秀な人は現れませんよ。

もう少し視点を変えましょうか、たぶん社長、あなた自身の課題なんじゃないでしょうか?
考え方や視野、狭くなっていませんか?
あなたよりも優秀な人は現れませんよ。
あなた自身の行動を変える必要が大いにありますね。
変えられないのでしたら変えなくてよいです。
ただ、組織は変わりません。

この言葉を自分自身に聞かせるつもりで書きました。
弊社、変わっていきますよー!!

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