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経営セミナー受講記⑨-1~マネジャーと専門職~

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
私のこのnote記事の中で最近「勉強になります」と言われるコンテンツがこの経営セミナー受講記シリーズ。
毎月1日、みっちりとセミナーを受講し、夜はこってり飲んで帰る。
いつもは金曜日に参加しているが、今週金曜日の都合上、別開催の水曜日の期に参加。
いつもと違うメンバーと共に学ぶ。
これはこれで貴重な体験。
という事で振り返りスタート。

今回のテーマは「マネジメント」
マネジメントに関しては前職のころからセミナーの講師を行ったりしちゃってた私。
ドラッガーとかを題材に語っちゃっていた私。

それでも新鮮なのはこの講師の説明の仕方が非常に具体的であるから。

石積み職人の話。
石を積んでいる人がいる。
Aさん…家族を養うため 
Bさん…日本で1番の石職人になるため 
Cさん…お城を作るため 

よくある例である。
この例って視座を高く持ちましょう的な話じゃなかったけ?

「AさんはこれでOK、Cさんはマネジャーだね、一番問題なのはBさん。Bさんは石職人としては超一流で仕事に一生懸命。他の石職人からの信頼も篤い。3か月後に城を作るというミッションがあるとする。仕事は超一流、仲間からの信頼もあり、Bさんに城をつくるマネジャーを任せるとする。
1ヶ月経過し、状況が変化、隣国の大名が来月攻めてくることが分かったので3か月で築城する予定だったが、2ヶ月で仕上げないといけない。
多少のクオリティは仕方ない。あと1ヶ月で仕上げてくれとマネジャーに依頼がある。マネジャーは答える。
「殿様、我々はプロです。クオリティを下げることは出来ません。石の積み方一つ一つ、意味があり技術と期間が必要なんです。中途半端な仕事はできません。」
なにが言いたいかと言うと、専門家とマネジャーは全く能力が違うという事。配置を間違えるととんでもないことになる」

なるほどなるほど。やはり分かりやすい例えだね。
「あと、日本の企業に多いのだが、マネジャーの方が専門職よりも偉くて給与が高いと思っている人が多すぎる。現場技術職をやってマネジャーを目指す人がいる。現場の技術は高くてもマネジメント技術はまだこれから、だとすると本当は一旦給与を下げる必要がある。」

なるほどね、この考え方は多いでしょうね。
「現場職員の給与が500万~600万のレンジだとしよう。マネジャーは600万~800万と上級職のように設定されていることが多い。マネジャーは400万~800万のようにレバレッジを効かせたほうか方がうまくいくことが多い」

なるほどね、異業種から介護業界に転職してきました。
マネジメントが得意ですが現場を知りません。
半年現場に入ります。
その後、施設長補佐にいきなり抜擢。
ただこの時点の給与は介護職員の方が高い、みたいなコースを介護施設でも取り入れても…。
「現場を知らない人が上に立つなんてありえない。まずは現場現場、3年くらいはやった方がいいんじゃない?」
的な話になりそうだね。

現場を知らなくて良いという事ではない。
少なくとも現場の専門家の方々とお互いストレスなく会話できる言語を知らなくてはいけない

現場のご利用者様の事を一番分かっているから、何年も勤めてもらっているから、という基準だけでマネジャーにすると皆が不幸になるというのを再学習。

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