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逃げ続けていたことに挑戦する準備をしてみた【後編】

一昨日、昨日の続きになります。前編、中編の記事はこちら↓

さて、いよいよ打ち始め。
コーチからクラブの握り方を習う。
まずはアイアンを軽く振りあてる練習。

素人の私が残り60分で最大限成長するには考えて練習することを意識しよう。

まず、初打席。当たった。
前に飛んだ。
嬉しい。
今まで逃げていたゴルフだが前に飛んだだけでこんなに嬉しいとは!
「握り方がズレることが多いので最初は一打一打、握りなおした方が良いですよ」
コーチからアドバイスをもらい、そこから数球自分で打つ。
当たる当たる、なかなかいいじゃん。
案外、センスあるんじゃない自分。
もう少し遠くまで飛ぶんじゃないかな?
少し振りを大きくする。
おお当たった。
結構飛んだぞ。
隣で打っているメンバーにも自慢。
「すごいですねー」
褒めてくれるメンバー、気分は上々のしみず。
前で打っているメンバーの打球がいい当たりで遠くまで飛ぶ。
「いやあ負けてられないなあ」
さらに数球打つ。
今まではふわっと上がっていた球が左に曲がったり、弾道が低くなったり、しまいには初の空振りをするようになった。
あれっ、当たらなくなってきた。
その時、手のひらが非常に痛くなったので少し休憩。
お茶を飲む。
1秒でMリーグ確認。

さて考える。
手が痛い、これは間違いなく手にチカラが入りまくってきている。
前に飛んだ、
嬉しい、
もう少し飛ぶんじゃないか、
飛んだ、
褒められた、
さらにさらに飛ばそう、
チカラが入る、
身体がぶれる、
前に飛ばなくなる、
というプロセス。
しかも前に飛ばないと悔しくて連続で打ってしまっていたが、握り方の確認を怠っていた。

「成果が出てくると自信に繋がり、それが次なる成長に繋がる」
と言われるし言っているが、今の自分は
「成果が出てくると自信に繋がり、それにより調子に乗る」
といった状態。

改めて今日の目的を考える。
コースに出るのは私一人ではなく一緒にまわる人がいる。
素人の私がまず出来ること、それは前に着実に飛ばすこと。
打数がかかってもいい、前に前に着実に飛ばすことが出来るようになる、これが目的。
バカバカ、しみず。
ちょっと前に飛んだくらいでいい気になって。
1秒Mリーグ。

まずは基本に戻ってもう一度練習だ。
握りを軽くする。
軽く振る、
当たる。
1打1打握り方を確認。
1打1打を着実に。
当たって来るとやはり遠くに飛ばしたくなる。
そんな時1秒Mリーグ。
貪欲をリセット。

「基礎を徹底する」、
「周りとの比較で一喜一憂しない」、
「調子に乗るな謙虚にいけ」

そんなことを学んだ60分のゴルフの打ちっぱなし。

逃げ続けていた事、これは「ゴルフ」というより「ゴルフのコースデビューすること」かな。
打ちっぱなしは行ったことあったしね。
コースは一度もない。

コーチにデビューするコースを伝えた。
「そこは名門だよ、昔だったらトラックの荷台分打ってからじゃないとコースは出ちゃいかんって先輩が言っていたなあ」
スキンヘッドで怖い強面、優しい声色のコーチのコメント。

コースに出ても「基礎」「謙虚」。
決戦は半月後。
もう一回くらい練習する日を作ろう…。
ということで「全3話」終了です。

メンバーシップの皆さん、20日(月)は仮面舞踏会よろしくお願いしますねー!

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