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介護ではない業界向けに介護業界を語ってみた

皆さん、おはようございます。
朝晩急に寒くなってきましたね。
なぜだか昨日の朝は喉がイガイガしておりました。

昨日は縁があって介護ではない業界からのセミナー依頼である会社へリアル訪問してまいりました。
その業界とはお弁当業界。
これから社食等が減っていくことが見込まれている中、高齢者向けへのビジネスへ転換していかなければということで介護食を始めているが、もっと介護業界や介護保険の事を勉強していきたいとのことでご縁をいただく。

介護業界に参入したい人たちは多くいるが、しっかりと顧客を知るために勉強をする、このような姿勢がステキだと思います。

この会社の社長は他のお弁当業界の社長とも縁が深いらしく、他地域の会社様にもオンライン参加できるようにしてもらってもいいですか?という要望を受け、今回はリアルとオンラインのハイブリットでセミナーを行うことになりました。

異業種向けのセミナーをさせていただくのは数えるくらいしかない。
前職のころを含めると3回くらいかな。
家具メーカー向け、建設業界向け、など。
しかし2回ともあまり積極的に受講者から質問が飛んでくるわけでもなく、会社がやれというからでるという雰囲気が漂っていたセミナーだったな。
講師である私が雰囲気を作れなかったのが一番の原因ですが。

今回は単発ではなく、月1回6ヶ月に渡るセミナー依頼。
クライアント様の本気度が伝わってくる。

介護保険と言っても幅が広い。
全6回あるのでまずは介護保険の変遷のような話をすることに。
とはいえ、テキストの読み合わせのような事をしても頭に入ってこない。
リアル受講者は10名ほど。オンラインで6名ほど。
適度に指名させていただきながら進行を務める。

まずは自己紹介、
「私、作業療法士という国家資格を持っていますが作業療法士ご存知でない方?」
リアル受講者で3名ほど作業療法士を知らない。
そうですよね、業界外の人だと作業療法士知らない人も多いですよね。
より丁寧に説明していかなければいけないな、業界用語を使ってはいけない、そんな事を自分の中で言い聞かせながらセミナーを続ける。

介護保険の流れを説明していく。
「近年の法改正で報酬が上がっているのが看取り対応です、これは…」
ツラツラと説明する。
一番若い女性受講者と目が合う。
ん、どうした?
めちゃめちゃ大切なことを私が話しているので真剣に聞いてくれているのかな?
全体を見渡しながら話を進める。
またその受講者と目が合う。
この子は講師の目を見ながら聴くって凄いな、こっちが緊張する。
あまりに目が合うので、ちょっとアイスブレイクも兼ね、その子を指名してみた。
「〇〇さん、ずっと真剣に私を見ながら聴いてくれてありがとうございます、ここまでで何か質問したこととかありますか?」
「ありがとうございます、ミトリってなんですか?」

あっ、そうか、看取りが専門用語か。
私に視線で
「ミトリって意味が分かりませんよ」
と訴えかけてくれていたのだ。

「実は私も分かんないです」
先頭にいた男性もボソッと声を出した。

そうか、そういう所から丁寧に説明しなければ。
だが、分からないことを分からないと言えるのは成長したいという表れ。
この会社が真剣に介護業界を学びたいという表れである。

セミナー2時間、熱弁させていただいた。
来月もブラッシュアップして臨みたい。

今朝は昨日より喉が痛い。
寒さではなくセミナーで声が枯れたせいだと思う。
本日は介護施設でのリーダー向けセミナー。
熱量は変えずに行くぜー!!

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