デロイト Walk-inで内定獲得するまで【ロンドンキャリアフォーラム/コンサル攻略大全】

ロンドンキャリアフォーラムも今週末に迫ってきました。
ESを出しそびれた?締め切り過ぎていた?そんな方に朗報なWalk-inも受け付けているデロイトコンサルティングのキャリアフォーラムでの面接プロセスについて詳しく解説したいと思います。

デロイト・トーマツ・コンサルティングの特徴でよく言われる点は、日系企業の色が強いこと(「Up Or Out」の文化が薄い)です。

新人社員は特定業界に配属されるのではなく、異業種の様々なプロジェクトにアサインされるプールユニット方式(約半年)を採用しているため、コンサルタントとしての基礎能力を磨くとともに、自分がその後キャリアを築いていきたい業界や必要なスキルセットについて見定めることができるようになっています。

案件内容についても、企業案件だけでなく、様々な社会課題の解決につながる新たな事業機会や価値の創造を目指し、政府系組織、NGO、NPOなどの公共案件を幅広く手掛けていることでも知られています。

また、Monitor Deloitteという戦略部隊も保有しており、(デロイトが数年前にモニターグループを買収)戦略案件も担当しています。


採用特徴
①人数が多い:多くの学生(学部卒・院卒・交換留学・正規留学)を採用している
②幅広いジャンル:ビジネスだけでなく公共案件も幅広く請け負っているのが特徴
※デロイトの戦略案件を担当しているモニター・デロイトの選考はない模様

キャリアフォーラムでのWalk-in選考プロセス(2018)
①ブースで書類を提出する

②人事面接(ブースにて面接):30分 人事担当

③1次ケース面接:45分程度 マネージャー

④2次ケース面接:45分程度 シニアマネージャー / マネージングディレクター

⑤3次ケース面接(最終):30分程度 パートナー

ディナー & 内定通知

というプロセスを踏みます。

ここから先は実際にロンドンキャリアフォーラムでの実体験を元に、「どうやったら1日で内定をもらえるのか」という点について、各プロセスでの質問一覧&回答、ポイントをまとめていきます。

各プロセスでの質問一覧&回答

(1)人事面接(Walk-inブース)

キャリアフォーラムでWalk-inエントリーした場合、まずは書類を通過すると人事担当とブースで質疑応答があります。
聞かれた内容はベーシックなものでした。

Q. 現在の就活の軸は?
A.
就活軸は3点
①習得できるスキルとそのスピード感
②事業内容
③働く環境

①「スキル」とは、具体的には論理的思考と課題解決力を指します。現役の戦略コンサルタントの方とのプロジェクトへの参画した際に、頭の中でロードマップを描き俯瞰的な視点で課題の根元を見つけ出し解決する能力はどのような場面でも必須だと体感した経験があるため、早いスピードでその能力を会得したいと考えます。

②「事業内容」とは、その事業を通して社会にどのような価値を生産できるかという点です。コンサルティングという業務は、企業の課題解決を通して社会へのインパクトを最大化できると考えています。実際にインターンを通して「自分のタスクが業務大きなインパクトを与えられた」ときにこそ達成感を得られた経験があるからです。

③「環境」とは、社風を指します。過去の長期インターン経験から、コミュニケーションを多く取る環境が自分にとって最大の生産性を生み出し、仲間と切磋琢磨できる一番の環境だと気付いたからです。

 気を付けたポイント:
・自分の体験エピソードをもとに3点に集約
自己体験が起点になっていることで話す内容のリアリティさとオリジナリティが増すと考えたから

Q. なぜ事前応募しなかったのか?
A.
事前応募があるにも関わらず、なぜしなかったのか、
志望度が低いのか、就活に真剣に取り組んでいないのかなど、人事の方は気にすると思います。

もちろん事情は人それぞれあり、課題や留学との両立などあると思いますが
海外にいる限り会社について知る機会が少ないのは事実ですよね。
ある程度正直に自分の事情を説明したうえで、就職活動については真剣に取り組み始めたところであり、日本にいないため情報が限られていた、「ネットの情報だけで判断せず、直接企業説明を聞いてから判断したかった」という点を伝えるのが良いでしょう。

1次面接はブースでのかなりラフなものでした。
ここで一番見られていたと特に感じる点は、面接を受ける準備ができているかどうか、業界や企業について最低限理解できているか、コミュニケーション力(クライアントと論理的で建設的な議論ができるかどうか)です。通常の日本での面接では、グループディスカッションなどに代替されるこの選考プロセスは、人事担当者と話す中で学生のコミュニケーション能力を測っているのではないかと考えます。
そもそも、Walk-inではESなどを見ることができないので、その代替として上記のような点を見ていると感じました。

(2)ケース内容&回答

ここからは、通常選考とも変わらないプロセスと面接内容になります。

ここから先は

3,440字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?