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「令和5年トルコ地震兵庫県義援金募集委員会」への義援金贈呈式

2023年2月6日にトルコ南部からシリア北部で発生した大地震により甚大な被害が発生していることに際し、阪神・淡路大震災の経験を持つ“ひょうご神戸”に拠点を置く、大学コンソーシアムひょうご神戸ができることの一つとして、被災者の方々の支援・復興に尽力することの重要性があると考え、トルコ・シリアの被災者の方々を支援するための下記の2点の取組を行いました。

①本コンソ繰越金から1,00,000円を「日本赤十字」へ義援金として贈呈
日本赤十字を通して、国際赤十字・赤新月社連盟および赤十字国際委員会の緊急救援アピール等に対する資金援助、トルコ赤新月社並びにシリア赤新月社による救援活動・復興支援、日本赤十字社による救援・復興支援等にお役立ていただきます。

②加盟校の皆さまのご協力の元、加盟校での義援金募集
3月13日から加盟校38校に義援金へのご協力をお願いしましたところ、教職員、学生をはじめ、多くの方からご理解、協力を賜り誠に有難うございました。
5月29日で義援金の募集を締め切らせて頂き、皆さまからお寄せいただきました、152,444円の義援金は、「令和5年トルコ地震兵庫県義援金募集委員会」の協賛団体として、全額「令和5年トルコ地震兵庫県義援金募集委員会」へ寄贈致しました。

義援金は、同委員会を通して、土日基金に寄贈され、困窮大学生への奨学金としてお役立ていただきます。
これもひとえに、ご協力頂きました皆様方の温かいご支援の賜物であり、改めてお礼申し上げます。

6月20日(火)、義援金贈呈時に贈呈式を開催して頂きましたので、その内容をお伝えさせて頂きます。

開催概要

■日時
 6月20日(火) 13:35~14:00
■場所
 兵庫県災害対策センター1F 災害対策本部会議室
■参加者
 <兵庫県>
   遠藤 英二 防災監兼危機管理部長
   城下 隆広 危機管理部次長 
          関西広域連合広域防災局防災計画参事    
   奥見 啓五 危機管理部防災支援課長

<大学コンソーシアムひょうご神戸>
  中井 伊都子 理事長(甲南大学 学長)
  学生5名、教職員5名
  他事務局
 

開催内容

式の冒頭は、皆様からご協力頂きました、義援金を理事長及び、参加学生から防災監へ贈呈させて頂きました。その後、遠藤 防災監より、御礼状を贈呈して頂きました。

理事長より義援金の贈呈
学生より義援金の贈呈
御礼状の贈呈

次に中井理事長より、義援金を募集することになった経緯や活動への協力に対する感謝の言葉と共に、
「学生たちは、震災を直接経験していない世代だが、震災当時、神戸へ差し伸べられた多くの温かい手をよく知っており、今回の義援金のためにも力を尽くしてくれた。引き続き長期的な観点で加盟校学生たちの様々な教育活動につなげていく所存である。

まずは、兵庫県からの委託事業としての、南海トラフ地震への対策や備えについて、皆が助け合う意識づくりや防災リテラシー向上に繋がる動画を学生目線で作成し、外国人留学生や在留外国人、地域社会も含め、多文化共生の観点から防災教育にも引き続き取り組んでいく。現地の1日もはやい復興を心より祈念する。」と、今後、どのように災害に対してコンソーシアムとして取り組んで行くかについてもお話頂きました。

その後参加学生5名に、トルコ大地震に対して想いや、義援金に対する思い、活動を通じて感じた事、今後の防災活動に対する思いなどをお話頂きました。

参加頂いた学生5名

最後に、防災監から、冒頭、今回のトルコ地震における被災者ために募金活動に取り組んでくれたことへの謝意を述べられたのち、今回の義援金の意図や、今回の募集で、3500万円ほどが集まり、現地の新学期に合わせて夏ごろに、困窮大学生に対して学費を、奨学金という形で届ける予定である旨をお話頂きました。
また、「2025年の大阪・関西万博は、阪神淡路大震災30年節目の年でもあり、震災の遺構や震災を経験された語り部の話を聞きながら、街の復興した所をめぐるという防災ツーリズムなども考えており、学生のサークル活動などでも参加してほしい。今後共引き続き、兵庫県と大学コンソーシアムひょうご神戸との連携プレーを、更に広げていきたいと考えている。」と語られました。

改めて、「令和5年トルコ地震義援金」へご協力賜りました、加盟校及び、関係各所の皆さまに改めてお礼申し上げます。誠に有難うございました。