月刊カオス15 高校の期末試験でAIが作成した問題が使われ赤点の生徒が続出
10日、東京都の私立優秀高等学校で行われた2年生の国語の期末試験で教師が人工知能(AI)を使用して問題を作成していたため赤点の生徒が続出していたことが月刊カオスへの情報提供で分かった。
出題された問題は全20問で1問目は「朝寝坊した3組の担任の先生が誰にも怒られずに学校に来る状況を純文学的要素を入れて3000字以上5000字以内で書け」という難問がいきなり出されたため、試験時間内に1問目すら解答できない生徒たちが校長先生にひそかに抗議した。
その後校長室に呼ばれた国語教師が「試験問題を作るのが大変で代わりに考えてくれる生成AIを使って楽をしてしまった」と認めた。
急速なAIの普及で教育現場では夏休みに読書感想文などの宿題をする際に生徒たちに文章作成を瞬時に行える生成AIを使わないよう注意をしている。
優秀高校はこの問題に対し2年生の生徒たちの国語試験は全員99点にすると救済措置を行い、お詫びとして夏休みの宿題は全教科無しにすると発表した。
しかしある生徒は月刊カオスの記者に「僕は1年生から国語は100点しか取ったことがないのに99点にされるのはつらい」と心境を語った。
月刊カオスは今後も急速に普及する人工知能(AI)の影響を受ける教育現場の取材を続ける。
※この記事は全てフィクションだよ。
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