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中之島バラ園4「バラの写真を撮る時に迷ったら」

バラは蕾から開花すると意外と早く花びらが開く。

花が最も美しい状態なのはたった1~2日間くらい。

だから写真を撮る時にベストな状態ってどんな感じなのかと思うかもしれないね。

今回は同じ品種で咲き始めの頃から最も綺麗に咲いた状態までを載せたい。

登場してもらうのは先日一度記事に載せた「オフェリア」というバラ。

いつもは写真の後にバラの紹介をするけど今日は先に書くね。

名前「オフェリア」

作出国 イギリス

作出年 1912年

作出者 ポール

系統 ハイブリッドティーローズ(HT)

では、スタート。

まだ開花したばかりという感じ。

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少しづつ花びらが開いてくる。

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そしてこれが最も綺麗に咲いた状態。

画像3

もちろんみんなが「これを撮りたい」と思ったバラを自由に撮影するのが良いと俺は思っているよ。

なので「どの状態が一番綺麗なんだろう?」と迷っている人の参考に少しでもなれば嬉しいなと思って書いた。

オフェリアの系統はハイブリッドティーローズだから基本的に上に一輪だけ綺麗に咲く(大輪や中輪など大きさは品種によって違うよ)。

春はバラも成長する力をかなり持っているので先の方で分岐して数が増える。

上の写真の3枚目の最も綺麗に咲いた状態のオフェリアの花びらの真下に蕾が見えるよね。

これが咲くとお互いを押し合うような感じになるで少し窮屈になってしまう。

見るだけならたくさん同じ花が咲くので見ごたえがある。

でも、どれか一輪だけ綺麗なバラを撮ろうとすると意外と難しい。

「じゃあオフェリアのような形でもう少し花の数が多いものを撮りたい」

そう思った人は「F」と表記されたバラを探すといいと思うよ。

フロリバンダローズ(F)という系統。

これは元々蕾の先に数輪の花がまとまって花束のように咲くタイプなので、全て咲いても花同士の間隔がちょうど良くてとても綺麗。

画像4

名前「マチルダ」

作出国 フランス

作出年 1988年

作出者 メイアン

系統 フロリバンダローズ(F)

マチルダのようなFローズの系統は上でも書いたけど、こうして綺麗な花束のように咲く。

ただ同時に咲くのではなく1房に最初の花が咲いてから最後の蕾が咲くまで数日かかる。

ということは1番目に咲いたバラは最も綺麗な状態を過ぎている。

写真を見ると右側が開きすぎている感じだね。

でも、こういうのも含めて綺麗だなぁと思う。

今日はこんな感じでした。

では、また。

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