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戦争の極意から学ぶ「試合の勝ち負けを分けるポイント」①戦いの3要素

「戦術」

スポーツやビジネスの世界でよく耳にするワードであるが、
元は名の通り、戦争から引用されており、戦争で勝利する為の方法である。

そう考えると、スポーツの世界やビジネスの世界で成果を上げる為には、
戦争から学べることが多いのではないか?

そこで今回は全5回に分けて戦争の極意から学ぶ「勝敗を分けるポイント」について学んでいきたい。

特に今回はスポーツを例に考えていく。

【全5回】
①戦いの3要素
②戦闘力の原理

③4Fの原理

④戦闘力の集中

⑤戦闘力の限界

参考文献:「戦術の名著を読む」木元寛明



まず1回目は「戦いの3要素」である。

「戦術の名著を読む」によると、戦いは主に3つの要素から成る。

その3要素とは、

1.力
2.時間
3.空間

で、ある。


1.力

まず「力」は敵を打撃する基礎要素である。
スポーツでいうと、チーム力であったり、選手個々の能力であったり、
監督のマネジメント力など、相手チームを倒す為の「力」である。

2.時間

続いて、「時間」である。
これは明暗寒暑晴雨等の天然現象及び時期のことである。
例えば、デイゲームなのかナイターなのか、真夏なのか雪の中なのか、貼れてるのか雨が降ってるのか、天気や季節のことである。
ドームであれば、ここが年間を通してあまり差は生まれてこない。


3.空間

3つ目が「空間」は、地形の特性等の自然現象と広さ及び態勢のこと。
海が近いから風が強い、高地だからボールが飛びやすい、ピッチの広さが広い、狭いなどである。


これら3要素で戦いは成り立っており、特に1つ目の「力」が最も注力すべき要素である。


スポーツで考えると、ある意味当たり前である。

どれだけ、悪天候で、普段慣れてない空間でのプレーだったとしても戦力差が圧倒的にあれば、力が強いチームが勝つだろう。

一方で、戦力差があまり無ければ、時間や空間による影響は受けやすい。



しかし、どれだけ環境が整っていても、戦力が十分なチームが敗北するケースは多い。


それは戦闘力は時間と空間の場において急速かつ常時変化するからである。

それが「戦闘力の原理」である。


次回、「戦闘力の原理」で説明したい。


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