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自分のことがわかならい人へ、おススメしたい1冊

朝、家族が起きる前にひとりスケジュール帳を開いて、自分と向き合う時間を確保できるよう習慣化しています。長くて15分、短くて3分、かならず時間を使っています。なにをしているか。毎朝「自分に質問する時間」を作っているのです。

「きょうはどんな一日にしたいのか」「きょうの最優先事項は何か」一日の予定を確認しつつ、毎日自分に質問するのです。そのガイドがこちらの書籍『365日の質問』(マツダミヒロ著・光文社)です。

まるでコーチングのような存在です。ぜひ紙媒体で手元に置いておきたい1冊です。365日、一日一問、質問が用意されていますので、1月1日の新年スタートに乗り遅れたとしてもだいじょうぶ。思い立ったその日からいつでも始められます。ちなみにわたしは2月からはじめました。

パラパラ開いて気になったページで手を止め、記載されている質問を見たり、家族の誕生日をめくったりといろんな角度で楽しめる書籍です。


ではどんなふうに質問に答えるのかというと。

1日1ページ、日付が書き込まれた「きょうの質問」にたいして、自分なりの答えをスケジュール帳のマンスリーページに書き込むのです。この習慣をはじめて約1か月たち、いくつか自分自身で気づいたことがあります。

  • 1)質問は異なるのに、似たような答えになる(固定観念ガチガチ)

  • 2)どうしても答えられない質問がある(今まで考えたことがない)

  • 3)自分の答えじゃなくてだれかの意見を自分の答えのように思っている(他者の意見の受け売り)

とりわけ、どうしても答えが見いだせない日がありました。それが3月11日です。 

3月11日 魔法の質問071 何を発明したいですか?

『365日の質問』(マツダミヒロ著・光文社)より

なにかを発明したいなんて今まで考えたことがありませんし、発明は偉人や天才の領域であって、凡人の自分には無関係の世界。「発明」のフレーズが恐れ多い。この日は結局空欄のままとなりました。

この本にはページ下段に著者からの「ヒントメッセージ」があります。どうしても質問に答えられないときは(今まで考えたことがないような場合が多い)まず著者のヒントメッセージを読みます。

ちなみに3月11日のヒントメッセージは

こうなったらいいな、これがあったら便利だな。そんなアイデアをどんどん生み出そう。生活を豊かにする知恵や、生きるのが楽しくなるコツ……。
既存のものに、あなたらしい新しい考えをブレンドしてつくりあげてみよう

『365日の質問』(マツダミヒロ著・光文社)より

となっています。
そうか、発明は世界人類のためじゃなくていいのか。自分にとって生きるのが楽しくなるコツでも発明なのか。発明に大小はないのね。そう思えたことで、ふわっと心が軽くなった3月11日でした。

日々仕事や育児をしていると、どうしても家族や職場のことが優先になってしまいます。もちろん大事なことです。でも知らず知らず、日々が過ぎ去ってしまうのです。忙しくなるほど自分の声を無視しがちになります。そして他者の道をまるで自分の道のように歩いてしまうのです。


この先どうしようかな? このままじゃなんとなく違う気がする

それは自分が発している自分の声です。そんなとき、この本は「自分の力で自分を引き出してくれる」ガイドとなるでしょう。

いつかこの本から卒業できる日を目指して、きょうもせっせと自分に質問しています。



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