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2021年の中学受験をふりかえる

一気にこの本を読みました。


ちょうど1年前の娘の中学受験を思い出しながら。

その中で、最後の方に書かれている一文が、自分の気持ちを代弁してくれていて「なんで分かるんだろう」と思った一文がありました。


自分の高校受験や、大学の指定校推薦の選抜結果を告げられる時も、就職活動の時にも、ここまで苦しくはなかった。自分が選ばれないことの百倍も千倍も、子どもを選んでもらえないことが辛いとは。こんなに辛いことだとは、知らなかった。(『翼の翼』朝比奈あすか著・光文社)


この一文が、中学受験のすべてを語っています。

中学受験は子どもと親の協力体制が大前提です。ですが、結果を受けるのは子どもです。行きたい学校に選んでもらえなかった12才の経験は想像以上に苦しいです。実際、わが家の娘は第一希望の学校に行けなくてかなり落ち込みました。3回受験しましたが、ご縁がありませんでした。そこでようやく踏ん切りがついたようで、第2希望の学校に決めました。今では、伸び伸びと学校生活を送っています。

いよいよ中学受験も本番が近づいていきましたね。

行きたい学校から「不合格」の知らせを受ける現実を、どれくらい想像できているでしょうか。わたしの経験をふりかえると、「不合格」通知ほど、わが子を否定されたような気持ちなったことがありません。

長い人生、中学受験ですべて決まるわけではありません。でも現実問題、行きたい学校にわが子を選んでもらえないことがあるのです。だからこそ、ありのままの子どもを受け入れておきたい。たとえどんな結果になっても「だいじょうぶだよ」「あなたの味方だよ」と言える親でいたいと思うのです。



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