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自分の人生に起きてほしかったドラマ

私は早くに結婚したかった。
若いお母さんに憧れていた。

小学校1年の時、友達のちえちゃんのお母さんはまだ20代だった。
うらやましかった。

ふつうに結婚して、ふつうに子供を育てて、ふつうの家庭を築く。
でも、そのどれも手に入らなかった。

どうやら私には向いていないらしい。
ふつうの人がふつうにできることを、なぜ自分はふつうにできないのか。
悩んで苦しい時期もあった。

でも、自分が憧れる対象は、自分が持ってないものを持っているからまぶしく見えるのだ。
本来ならば、自分と似た要素を持っていいてうまくいっている人をベンチマークすべきなのだ。

自分の人生に起きてほしかったドラマは、
ひとつも起きなかった。

でも、それでいいじゃないか。
人生が自分に何を投げてよこすかは、
本当にはコントロールできない。

自分の描いた人生を生きられないなら、
誰かのために生きればいいし。


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