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砂の城を築くのをやめた

折に触れて

自分の過去を振り返る記事を

書いているが、

いつ思い返しても、

「人様に見せるための努力」を

重ねてきたとしか思えない。

もちろん、

時には崇高な思いで、

自分の才能を世の中の役に立てたいと

本気で思うこともあった。

その思い自体は今も変わらず根底にある。

だからこそ続けてこられた仕事だとも思っている。


でも、

やはりそれ以上に

認められたいとか、

カッコよく見られたいという思いが強かった。

いつでも人目を気にしていた。

一見見栄えの良いことを

次から次へと試し、

それを見せびらかしていた。

そして上手くいかなかったことは

バレないように

ひた隠しにしたりごまかしたりしてきた。

つまり、

砂の城を築くことに躍起になっていた。

願わくばそれはもう

卒業したい。

地味でも一つ一つ積み上げて、

基礎ががっちり固まった、

自分だけの

本当のお城を建てたい。


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